【初心者】配当株ポートフォリオの作り方とメンテナンス方法を徹底解説!安定収入と資産成長を両立

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【初心者】配当株ポートフォリオの作り方とメンテナンス方法を徹底解説!安定収入と資産成長を両立

ポートフォリオを「放置してたら」もったいない

  • 配当株投資を始めたけど、次にどうすればいいかわからない
  • バランスが取れたポートフォリオの運用方法を知りたい
  • 配当利回りは高いけど、資産額が安定しなくて不安

配当株投資で多くの人がつまずくのが、銘柄を購入した後の運用です。配当利回りの高い銘柄を増やしても、「いい加減な運用」では資産を守り、育てていくことはできません。私自身、10年間の投資で築いた実績はポートフォリオ運用のおかげ、と実感しています。

この記事では、初心者の方に向けて、ポートフォリオの作り方から、メンテナンス方法までを以下の流れで徹底解説します。

  • なぜポートフォリオが重要なのか
  • ポートフォリオの作り方
  • ポートフォリオを育てるメンテナンス方法

この記事を読めば、「配当金」と「資産」を守り育てるため運用方法を理解し、長期で安定した資産形成を行えるようになります。

配当株投資で「ポートフォリオ」が重要な3つの役割

私が配当株投資で目指していることは、大きく2つあります。

  1. 配当金で、”今”の生活を充実させること
  2. “将来”のために「配当金」と「資産」を守り、育てること

“今”と”将来”の2つの目標を、バランス良く実現するための手段が「ポートフォリオ」です。

ポートフォリオとは

保有している金融資産(この場合は株式銘柄)の「組み合わせ」のことです。

例えば

お弁当に、主食のごはん、主菜のおかず、副菜の野菜などをバランス良く詰めることに似ています。投資においても、性質の異なる様々な企業を組み合わせて保有することが、重要な戦略です。

ポートフォリオを正しく運用することは、配当株投資において3つの重要な役割を果たします。

  1. 「配当金」と「資産」を守る
  2. 感情に流されず、「合理的な判断」を続ける
  3. 目標を「具体化」し、家族と「共有」する

役割1:「配当金」と「資産」を守る

もし特定の企業に集中投資していた場合、その企業の業績が悪化すると、株価の下落と減配(配当金が減ること)で大きなダメージを受けます。

卵は一つのカゴに盛るな

有名な投資格言の通り、投資先を分散させて防御力を上げることが、ポートフォリオの役割です。一部の企業が不調になったとしても、他の企業でカバーできる構成を目指します。

ゆず
ゆず

分散こそが「配当金」と「資産」を守るための基礎です。

役割2:感情に流されず、「合理的な判断」を続ける

あらかじめ決めたルールの中でポートフォリオを運用することが、目標に向かって合理的な判断を続けるための鍵になります。

私の失敗談

投資を始めて間もない頃、私はSNSとYouTubeの情報に流され、JTを3,146円で200株購入しました。配当利回りと株主優待に釣られた結果です。ポートフォリオのバランスとリスク許容度を欠いた判断で、今でもポートフォリオのリバランスに苦戦をさせられています。

SNSを見ていると、華やかな投資成果の報告が溢れています。しかし、ポートフォリオという判断の軸がなければ、「隣の芝生」が青く見え、すぐに判断を誤ってしまいます。

ゆず
ゆず

感情に流されない「合理的な判断」を続けるため、ポートフォリオは羅針盤の役割。

役割3:目標を「具体化」し、家族と「共有」する

「なんとなくお金を増やしたい」という漠然とした状態よりも、「いつまでに、いくら必要か」を具体化することで、長期投資の成功確率は格段に上がります。

「子どもの教育資金のために、毎月1万円の配当金を目指す」

このように具体的な目標を設定すると、ゴールと現在地が明確になります。ポートフォリオを確認するたびに「目標に近づいている」という実感が、投資を続けるモチベーションを支えてくれます。

そしてもう一つ大切なのが、具体化した目標を家族と「共有」できる点です。家族の理解と協力を得ることは、投資資金の確保と精神的な安定において、非常に重要な鍵となります。

下記に配当株投資を「孤独な戦い」または「共闘プロジェクト」として取り組んでいる、2つのケースを紹介します。これは、私の友人と私自身の比較になります。

ゆず
ゆず

目標を「具体化」して「共有」することが、長期投資を成功させる秘訣です。

ポートフォリオの作り方

3つの役割を果たすための、具体的なポートフォリオの作り方を4つのステップで解説します。

  1. ゴールから考える「目標」の設定
  2. 「割合」でなく「引き算」で決める投資資金
  3. 「銘柄」「業種」「時間」を分散する
  4. 配当利回りで決めない「銘柄選び」

ステップ1:ゴールから考える「目標」の設定

はじめに「何のために」「いつまでに」「いくら」の配当金が欲しいのか、目的と目標を明確にします。数字の入った明確な目標の方が、モチベーションを維持しやすくなります。

私の目的と目標

家族の思い出を作る旅行資金に
目標:2年後までに年間50万円の配当金を作り、家族旅行の費用にする。

難しく考えず、まずは思いついたままでOKです。目的や目標は、ライフイベントに合わせて柔軟に見直していきましょう。

参考例

毎月の「ちょっとした贅沢」を
目標:毎月5,000円の配当金で、夫婦で少しリッチなランチを楽しむ。
家計の固定費を浮かせる
目標:年間8万円の配当金で、家族全員分のスマホ代を支払う。
子どもの「やりたい!」を応援する
目標:毎月1万円の配当金で、子どもの習い事の月謝をまかなう。

ステップ2:投資資金を「割合」でなく「引き算」で決める

投資に回すお金は、資産全体の「割合」ではなく、生活に必要な資金を「引き算」して残った余剰資金の範囲で決めることが鉄則です

年齢を基準に投資割合を決める「120の法則」という考え方があります。

120の法則とは

リスク資産(株、投資信託など)と安定資産(現金、預金など)の割合を年齢を元に決める方法。

以前は”100の法則”でしたが、平均寿命が伸びた現代は120で計算します。

「120の法則」には、下記の問題があります。

  • ポートフォリオの目標、家族構成、年収など個人で違う
  • リスク許容度は、ライフイベントでも変わる
  • 年齢を基準にする数字的な根拠がない

個人の年収や家族構成、ライフイベントを考慮していないため、リスクを取りすぎる可能性があります。特に近い将来で使うまとまったお金は、投資資金と取り分けておく必要があります。

投資資金は、以下の手順で「引き算」で考え、リスク許容度に合わせて決めましょう。

ゆず
ゆず

上記の暴落が起きても、安心して眠れる範囲の投資資金にし、残りを待機資金に割り当てます。

ステップ3:「銘柄」「業種」「時間」を分散する

リスクのダメージを減らすため、徹底的に分散を行うことでポートフォリオの防御力を上げます。分散の効果を感じるには、時間がかかります。長期視点で取り組みましょう。

それぞれの分散の目安について、順番に解説します。

  1. 銘柄:1社への依存度を下げる
  2. 業種:経済の変動に強くする
  3. 時間:高値掴みのリスクを避ける

1.銘柄の分散

特定の1社に集中投資すると、その企業の業績が悪化した際にポートフォリオ全体が大きな影響を受けます。下記の2つを目安に、銘柄数を増やして影響を小さくしましょう。

目標は80銘柄以上
米国の高配当株ETF(銘柄の詰め合わせ商品)である「SPYD」が約80銘柄、「HDV」が約75銘柄で構成されています。
ベンチマークとして80銘柄を目標に、銘柄の分散を行っています。
1銘柄あたりの配当金を全体の5%以内にする
もし1銘柄の配当金がポートフォリオ全体の5%を占めている場合、その銘柄が無配(配当金がゼロ)になると、全体の配当金も5%減少します。この影響を5%以内に抑えることで、安定性を高めます。

2.業種の分散

下記は、2016年1月29日の新聞記事です。

  • 日本銀行がマイナス金利の導入を決定
  • 東証1部33業種は不動産や証券、鉱業、輸送用機器株などを中心に32業種が上昇
  • 銀行1業種のみ下落
Bloomberg 日本株は大幅反発、日銀マイナス金利驚き一時500円超高-売買が急増

ポートフォリオが特定の業種に偏っていると、その業界全体に影響を与えるニュース(例:法改正、金利政策の変更)が出た場合に、大きな打撃を受けます。

下記を目安に、幅広い業種に分散して影響を小さくしましょう。

1業種あたりの配当金を全体の20%以内にする
業種ごと異なる特徴があります。特徴の異なる業種を幅広く組み合わせることが、重要です。

下記のような、業種ごと特徴の違いがあります。

  • 景気への反応として、2種類に分けられる
  • 配当金を出す姿勢
  • 外部要因による影響
景気への反応として、2種類に分けられる
景気敏感とディフェンシブ、2つの種類に分けられます。この2つを組み合わせることで、成長と安定のバランスを良くします。
  • 景気敏感:好景気には業績も株価も大きく伸びる一方、不景気になると大きく落ち込む業種。(建設業、不動産業など)
  • ディフェンシブ:景気の良し悪しに関わらず、業績も株価も安定している業種。(食料品、情報・通信業など)
配当金を出す姿勢
市場の成熟度や成長段階によって、配当金を出す姿勢が業種によって異なります。個別の配当利回りを重視すると、特定の業種に偏ります。
外部要因による影響
業種によって「何に弱いのか、何に強いのか」を理解しておくことで、予期せぬニュースが出たときにも冷静に判断できます。下記に外部要因の例を挙げます。
  • 金利
  • 為替
  • 政治・国際情勢
ゆず
ゆず

33業種別の平均配当利回り、景気の反応、代表銘柄をQ&Aの業種別一覧にまとめました。

3.時間の分散

一度にまとめて購入するのではなく、購入タイミングを分けることで、高値で買ってしまうリスク(高値掴み)を避けます。

購入は3回に分けて、計画的に行う
「買い時の株価」を決めておくことで、市場が暴落してパニックになっている時でも、感情に流されず冷静に購入することができます。

【購入ルールの例】銘柄Aを100円で100株購入する場合

  1. 100円で、50株購入する
  2. 80円(20%減少)になったら、30株購入する
  3. 60円(40%減少)になったら、20株購入する
ゆず
ゆず

私はオススメしないですが、配当金を受け取る月を分散させる投資スタイルがあり、解説します。

ステップ4:配当利回りで決めない「銘柄選び」

個別銘柄の高い配当利回りは魅力的ですが、高利回りという理由で銘柄を選ぶのは危険です。

ポートフォリオ全体で、取得額での配当利回り3.5〜4.0%を目指す

個別銘柄の利回りに固執せず、企業の業績や財務の健全性、配当金の推移などを丁寧に調べます。取得額での利回りを目標にすることで、配当金を重視しながら、株価の変動に一喜一憂せずに銘柄選定やリバランスを行います。

大切なのは、ポートフォリオ全体で目標とする利回りを達成できているか、という視点です。

木を見て、森を見ず

個別銘柄の利回りは、あくまで銘柄の割安度を測る一つの指標です。初心者の人ほど、目先の高利回り銘柄【木】に目を奪われ、気づいた時にはポートフォリオ【森】が高いリスクにさらされています。

ゆず
ゆず

「銘柄選びの方法」と「買い時の決め方」は、別の記事で解説します。(工事中)

具体例と私のポートフォリオ実績を公開

私がこれから配当株投資を始めるとして、子育て世帯の平均的な年収と貯蓄額を参考に、ポートフォリオの作り方をまとめました。また、ポートフォリオを10年間育てた結果どうなったか、私の実績を公開します。

参考にした記事

投資を始めた頃… 

上司に「手間をかけて100万円を投資して、たった年間数万円の配当金。少額投資に意味があるのか。」と言われました。「確かに物足りないかも…」と不安に感じたことを覚えています。

しかし、10年間ポートフォリオを育てた結果…

年間配当金: 手取り40万円以上に!

月給以上の配当金になり、生活のゆとりを感じるようになりました。両親のリクエスト先に孫娘と行く家族旅行を計画中です。

資産評価額: +400万円(+40%)の含み益に!

この「含み益バリア」のおかげで、精神的に余裕ができています。2025年4月の”トランプ関税ショック”時でも+200万円の含み益が残り、心穏やかに追加投資ができました。

ポートフォリオのバランス

ゆず
ゆず

初心者時に買ったJTがツケとなり、今もバランスを崩しています。追加投資を続けて、JTの割合を下げるのが私の課題です。

ポートフォリオのメンテナンス方法

ポートフォリオは「作って終わり」ではありません。定期的にメンテナンスを行い、最適な状態に保つことで、安定かつ成長するポートフォリオにします。

メンテナンスは、「ポートフォリオをの現状を確認し、目標に合わせてバランスを調整すること」です。下記のタイミングで、メンテナンスを行いましょう。

  • 市場が荒れて、株価が乱高下してる時
  • 企業の決算発表で、配当金の方針が変わった時
  • 臨時収入により、投資資金が増えた時

次に、メンテナンスの具体的な手順5ステップ解説します。

  1. 現状の確認〜見える化〜
  2. 目標と現在地の確認
  3. 銘柄と買い時を決める
  4. 株数を決める
  5. 投資実行 〜分けて購入〜

ステップ1:現状の確認〜見える化〜

資産とポートフォリオの現状を「見える化」します。私が使っているのは、下記の2つの無料アプリです。

Money Forward ME
複数の口座をまとめて管理し、総資産を確認できるアプリ。リスク許容度を再確認するのに便利で、家族との共有も簡単です。Money Forward ME
配当キング
ポートフォリオの配当金や構成比率をグラフで可視化できるアプリ。ポートフォリオのバランス確認に必須です。配当キング
ゆず
ゆず

Money Forward光を契約しているため、特典でMoney Forward MEの有料版を使用しています。

ステップ2:目標と現在地の確認

見える化した情報をもとに、目標と現状のギャップを確認します。

  • 目的と目標は変わっていないか?
  • 現在のポートフォリオ全体の配当利回りは、目標に達しているか?
  • 投資資金と待機資金の割り振りは、リスク許容度にあっているか?

自問自答をし、変更に応じてそれぞれ調整します。

ステップ3:購入する銘柄と買い時を決める

ポートフォリオのバランスを見ながら、「追加購入する銘柄」や「入れ替える銘柄」を決めます。これまで解説した銘柄分散業種分散銘柄選びから銘柄と買い時を決めます。

ポートフォリオのバランス調整は、基本的に「銘柄の追加購入」で行います。追加購入する投資資金がない場合、銘柄の入れ替えを検討します。

買い時を逃さないように、証券会社の株価アラート機能を活用しましょう。設定した株価になると通知が届くので、常に株価をチェックする必要がなくなります。

【参考動画】

SBI証券のスマホアプリで株価アラートを設定する方法が、こちらの動画で分かりやすく解説されています。

【SBI証券】株価アラートを設定する方法【SBI証券株アプリ】(スマホアプリライフチャンネル)

ステップ4:株数を決める

具体的に何株購入するかを決めます。「配当キング」アプリを使うと、購入後のポートフォリオがどう変化するかをシミュレーションできるので非常に便利です。

【参考動画】

配当管理アプリ「配当キング」の基本的な使い方は、こちらの動画で詳しく解説されています。

配当金管理アプリ『配当キング』の使い方【新NISA・米国株対応】(スマホアプリライフチャンネル)

次に実際に行っている「株数を決める」手順を解説します。

株数の決め方

【シミュレーション例】
私のポートフォリオにKDDI(情報・通信業)を追加します。
買い時を2,500円とした時の株数を決めます。

1.現在のポートフォリオにおける「情報・通信業」の割合を確認します。
「情報・通信業」の割合は、3.5%ありました。
他の業種とのバランスから、目標とする「情報・通信業」の割合を決める。
今回の追加で、「情報・通信業」を6%まで増やす目標にしました。
株数を繰り返し入力し、目標の6%になる株数を見つける。
資産の編集画面でKDDIを目標株価(例:2,500円)を入力し、100株→200株→140株と仮入力を繰り返しました。最終的に2,500円 140株で6.0%となり、株数が決まりました。

ステップ5:投資実行 〜機械的に買う〜

ステップ3のアラートが鳴れば、あとは実行するだけです。「時間の分散」ルールに従い、ステップ4で決めた株数を機械的に注文しましょう。

ステップ4で決めた購入例
KDDIを2,500円で140株購入する場合
  • 2,500円で、70株購入する
  • 2,000円(20%減少)になったら、40株購入する
  • 1,500円(40%減少)になったら、30株購入する

銘柄購入の手順は、下記の記事内で解説しています。
【新NISA】子育て世代・初心者向け!配当株投資の始め方5ステップ

まとめ:ポートフォリオを丁寧に育て、豊かな未来を築こう!

ここまで、配当株ポートフォリオの作り方から、実践的なメンテナンス方法までを解説してきました。

ポートフォリオをほったらかしにするのはダメです。面倒に感じるかもしれませんが、定期的に自分のポートフォリオと向き合う時間を作ることで、あなたの「金のなる木」は着実に育っていきます。

大切なのは、個別銘柄の値動きに一喜一憂するのではなく、ポートフォリオ全体のバランスと、そこから生み出される配当金の安定性・成長性を重視することです。

一方、全体を丁寧に注視しても、病気にかかっている個別銘柄ばかりを集めていれば、全体として元気にはなりません。そこで大事になるのは、個別銘柄の目利きです。個別銘柄の企業分析について、やり方を次の記事で紹介します。

では、また。

Q&A

業種別一覧まとめ

下記に業種、平均利回り、景気への反応、代表銘柄を一覧にしています。傾向として、高い利回りは景気敏感な業種になりがちですが、ディフェンシブよりも利回りの低い景気敏感な業種もあります。

業種平均利回り景気の反応代表銘柄
水産・農林業2.11%ディフェンシブニッスイ、マルハニチロ
食料品1.74%ディフェンシブ日本たばこ産業、味の素
鉱業5.22%景気敏感INPEX、石油資源開発
石油・石炭製品2.70%景気敏感ENEOS、出光興産
建設業3.14%景気敏感大和ハウス、積水ハウス
金属製品2.72%景気敏感三和ホールディングス、SUMCO
ガラス・土石製品2.15%景気敏感AGC、日本特殊陶業
繊維製品2.11%景気敏感東レ、ゴールドウイン
パルプ・紙2.13%景気敏感王子ホールディングス
化学2.44%景気敏感信越化学工業、富士フイルム
医薬品2.20%ディフェンシブ第一三共、武田薬品工業
ゴム製品3.01%景気敏感ブリヂストン、横浜ゴム
輸送用機器2.28%景気敏感トヨタ自動車、本田技研工業
鉄鋼3.53%景気敏感日本製鉄、JFEホールディングス
非鉄金属2.79%景気敏感住友電気工業、フジクラ
機械1.94%景気敏感三菱重工業、ダイキン工業
電気機器1.73%景気敏感日立製作所、ソニーグループ
精密機器1.81%景気敏感HOYA、テルモ
その他製品2.37%景気敏感任天堂、アシックス
情報・通信業1.51%ディフェンシブKDDI、NTT
サービス業1.97%ディフェンシブリクルート、オリエンタルランド
電気・ガス業1.95%ディフェンシブ関西電力、東京瓦斯
陸運業1.81&ディフェンシブ東日本旅客鉄道、東海旅客鉄道
海運業9.89%景気敏感日本郵船、商船三井
空運業0.43%景気敏感ANAホールディングス、日本航空
倉庫・運輸関連業2.84%景気敏感上組、三菱倉庫
卸売業2.79%景気敏感三菱商事、伊藤忠商事
小売業1.34%景気敏感ファーストリテイリング
銀行業2.75%景気敏感三菱UFJ、三井住友
証券、商品先物取引業3.93%景気敏感野村ホールディングス、大和証券
保険業2.74%景気敏感東京海上、MS&AD
その他金融業2.89%ディフェンシブオリックス、日本取引所グループ
不動産業2.48%景気敏感三井不動産、三菱地所

出典 業種別上場株式平均利回り(2023年11月末) 株式会社東京証券取引所
出典 資産運用のキホン(2024年6月17日) 第一生命経済研究所経済調査部

配当金を受け取る月を分散させる投資スタイル

配当金で生活するため、「毎月均等に配当金を受け取りたい」という目的で、配当金の権利月が異なる企業へ分散させるスタイルがあります。私は権利月の分散を考えていません

配当株投資の最終ゴールは、下記の2つです。

  1. 配当金で、”今”の生活を充実させること
  2. “将来”のために「配当金」と「資産」を守り、育てること

そのためには、業績良好、財務健全の企業に分散投資する必要があり、「権利月がいつかは本質的に関係ない」からです。

日本企業の多くは、3月と9月に配当金の権利月があり、3ヶ月後の6月と12月に配当金が振り込まれます。権利月を分散させようとすると、3月9月企業への投資を控えて、それ以外の月の企業へ投資比重を上げる必要があります。

これではポートフォリオのバランス調整が難しくなるため、個人的には強くオススメしないです。

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