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この記事の結論
- ユニ・チャームは「優良企業」
- 買い時は配当利回り0.8%以上
配当22円として、株価2,750円以下
※買い時の目安は、過去10年のデータを使った統計分析から客観的に導き出しています。
ユニ・チャームは、おむつや生理用品を手がける衛生用品のグローバル大手。
24期連続増配を続け、10年平均13.8%という高い増配率が魅力的な銘柄です。
「連続増配だから買い」とは限りません。連続増配していても、増配率が低く配当金の成長が鈍い企業を避けることがポイントです。
ユニ・チャームを分析した結果、私自身も購入し、2025年10月から保有しています。
競合の花王やライオンと比較を行い、ユニ・チャームの連続増配ときれいな業績成長を見て、今後も成長が続くと判断しました。
▼私の保有実績(2025年10月〜)
- NISA口座(成長投資枠)、100株
- 取得株価:977.3円→現在:964.8円
(▲1.3%、2026年7月16日時点) - 受取配当金(2026年3月):900円
この記事では、企業分析・買い時分析・競合比較を通じて、再現性のある配当株投資の考え方を示します。
最後まで読むことで、次のことがわかります。
- 配当金も株価も成長する優良企業の見極め方
- ユニ・チャームの投資判断と買い時
- 競合と比較したユニ・チャームの特徴
▼企業分析の結果
| 項目 | 評価 | 内容 |
|---|---|---|
| 業種 | ディフェンシブ | トイレタリー (化学セクター) |
| 売上高 | 右肩上がり | 今期は初の1兆円超を計画 |
| EPS | 増加傾向 | 今期は過去最高の49.9円を予想 |
| ROE | 8.32% | 今期は約11%へ回復見込み |
| PBR | 2.12倍 | 直近5年で最も低い水準 |
| 自己資本比率 | 65.0% | 60%超の盤石な財務 |
| 配当金 | 24期連続増配 | 10年で約3.7倍 |
| 配当性向 | 48.3% | 無理なく増配できる水準 |
| 配当方針 | DOE4.5%超 | 総還元性向65%以上を明文化 |
▼買い時分析の結果
配当利回りの推移と日数ヒストグラム
▼ 買い時の基準利回りを調整できます
🔴 機会損失(〜20%)
🟢 買い時の目標帯(30〜40%)
🔵 高値掴み(50%〜)
※該当なしの場合は目標帯に最も近い水準を採用
🟡 基準以上の期間
分析日数:10年間–日
▼競合比較
| 項目 | ユニ・チャーム | 花王 | ライオン |
|---|---|---|---|
| 概要 | 8113 プライム | 4452 プライム | 4912 プライム |
| 売上高 | 右肩上がり | 右肩上がり | 緩やかな増加 |
| EPS | 増加傾向 | 回復途中 | 長期的に成長 |
| ROE | 8.32% | 11.27% | 8.95% |
| PBR | 2.12倍 | 2.77倍 | 1.44倍 |
| 自己資本比率 | 65.0% | 56.7% | 61.1% |
| 配当金 | 24期連続増配 | 36期連続増配 | 10期連続増配 |
| 配当性向 | 48.3% | 59.2% | 30.1% |
| 配当方針 | DOE4.5%超 | 数値目標なし | 累進配当 |
- 競合の分析記事はこちら
【日用品3社比較】花王・ライオン・ユニ・チャームの連続増配と買い時
【2026年】花王の配当と買い時を分析|37期連続増配でも監視の理由
【2026年】ライオンの配当と買い時を分析|11期連続増配と累進配当
▼筆者のプロフィール

詳細はゆずのプロフィールをご覧ください。
ユニ・チャームの企業分析

企業分析を通じて、ユニ・チャームが「配当金も株価も成長する優良企業」かどうかを見極めます。
- 分析項目や判断基準の詳細は、優良企業の選び方ガイドで解説しています。
ユニ・チャームの特徴
おむつ・生理用品・ペット用品などをグローバルに展開している大手です。
売上高の主な内訳は、パーソナルケア81.9%・ペットケア16.5%です。
配当株投資の目線で、ユニ・チャームの強みを3つ紹介します。
🌏海外売上高比率64.2%のグローバル展開
おむつや生理用品などの衛生用品を、日本とアジアを中心に展開しています。海外売上高比率は64.2%に達し、新興国の需要を取り込める体制です。
2025年の地域別売上高は、前期比の実質ベースでインド1%増・ベトナム8%増・中東5%増。
インドのベビーケアは、市場シェアが過去最高水準で推移しています。
人口減少が進む日本だけに依存しない収益構造は、長期の配当成長を支える土台になります。
🐾成長を続けるペットケア事業
売上の16.5%を占めるペットケア事業は、会社全体が減収となる中でも成長しています。
特に北米は売上高12%増と高成長。猫用ウェットフードやEC向け商品が伸びています。
世界第2位のペット市場である中国でも、ユニ・チャームは投資を続けています。
少子化の影響を受けにくいペット市場の拡大は、今後の増配余力を広げる第2の柱となる成長ドライバーです。
💰数値で明文化された株主還元
中期経営計画では、総還元性向65%以上を5年間継続し、DOE4.5%超と連続増配の継続を掲げました。
今期は4円増配の22円を計画。2027年以降も年2円増配を基本軸とする方針を示しています。
配当方針と増配ペースが明文化されたことで、長期保有の安心感が大きく高まりました。
売上高◎:9期ぶり減収、今期は初の1兆円超へ
🔰売上高とは?【ここをタップ👆】
売上高は、企業の成長性を示す指標であり、事業投資および配当金の源泉です。株価および配当金の成長性を判断する上で、安定した売上の成長が重要。
- ◎:長期で連続した綺麗な右肩上がり
- ○:長期で右肩上がり
- ×:成長していないor減少傾向

- 売上高 9,453億円(2025年12月期)
- 前期比▲4.4%と、9期ぶりの減収
- 今期は1兆100億円と、初の1兆円超を計画
長期的にきれいな右肩上がりで成長しています。
前期の減収は、中国の風評被害やインドネシアの競争激化が要因です。中国事業の売上高は、前期比の実質ベースで27%減となりました。
今期は6.8%増収の計画。中期経営計画では、2030年に売上高1.3兆円を掲げています。
EPS◎:今期は49.9円と過去最高を予想
🔰EPSとは?【ここをタップ👆】
EPS=純利益÷発行済み株式数
1株あたりの利益を示す指標。
企業の使命は、EPSを成長させることです。事業投資などで純利益が下がると、一時的にEPSも下がります。EPSの成長は増配期待につながるため、長期での増加傾向が重要。
- ◎:一時的な上下があっても増加傾向
- ○:横ばいで推移
- ×:減少傾向

- EPS 37.6円(2025年12月期)
- 前期から約2割の減少
- 今期は49.9円と、過去最高への回復を予想
前期は、減収減益です。
インドでのGST関連の評価損69億円、アジア各国での減損60億円が要因です。
一過性という見込みのため、今期は回復予定です。
ROE△:減益で低下、今期は回復を見込む
🔰ROEとは?【ここをタップ👆】
ROE=純利益÷自己資本×100
自己資本をいかに効率的に使って利益を出しているかを示す指標。
ROEが高いほど「収益性」の高い企業と言え、日本企業のROEは平均的に8〜9%程度となります。一方、自己資本が少ない(=借金過多)ため、ROEが競合よりも高く算出される場合に注意。
- ◎:12%以上
- ○:10%以上
- △:8%以上
- ×:8%未満

- ROE 8.32%(2025年12月期)
- 大幅減益の影響で、一時的に低下
- 今期は約11%への回復を見込む
前期は純利益が20.3%減となり、ROEも低下しました。
中期経営計画では、2030年にROE15%を掲げています。収益性の改善は、株主還元強化の裏付けとして注目しています。
PBR△:2.12倍、直近5年で最も低い水準
🔰PBRとは?【ここをタップ👆】
PBR=株価÷1株あたりの純資産
企業の保有する純資産に対して、株価の割安さを示す指標。
PBR1倍以下は、企業の純資産に対して企業価値が低い状態(例:1万円の入った財布が、1万円以下で売られている状態)。PBRが高い場合でも、企業評価として問題はない。
東証はPBR1倍以下の企業に改善策を要請している(日本経済新聞)。そのため、1倍以下の企業は、企業価値を上げるために増配や自社株買いが期待できます。
- ◎:1倍以下
- ○:1〜1.3倍
- △:1.3倍より上

- PBR 2.12倍(2026年7月)
- 直近5年で、最も低い水準
- 株価は2021年高値1,986円から、ほぼ半値
ユニ・チャームのPBRは、以前は4倍程度で推移していました。
自己資本比率◎:65%と高く、財務は盤石
🔰自己資本比率とは?【ここをタップ👆】
自己資本比率=純資産÷総資産×100
企業の「財務健全性」を示す指標。
自己資本比率が高いほど借金が少なく倒産リスクが低いため、不況時でも配当を維持しやすい安定性があります。大規模な事業投資により一時的に借金が多くなることがあるため、傾向も合わせて確認することが重要。
- ◎:60%以上
- ○:30%以上
- △:20%以上
- ×:20%未満

- 自己資本比率 65.0%(2025年12月期)
- 借金に頼らない、盤石な財務体質
この財務余力を生かし、海外への積極的な投資を続けています。
配当金◎:24期連続増配、10年で約3.7倍
🔰配当金とは?【ここをタップ👆】
配当金は、配当株投資における最終目標。
長期で安定的に成長している企業を厳選。原則、過去に減配や無配転落をしていない企業を選びます。ただし、世界的な経済ショック(コロナショックなど)により、単年のみ減配している企業は、よく分析して判断します。
- ◎:安定的、連続的な増配傾向
- ○:断続的に長期で増配傾向
- ×:減配or無配実績がある

- 配当金 18円(2025年12月期)
- 24期連続増配を継続中
- 10年前の4.93円から、約3.7倍に成長
前期は大幅減益の中でも増配を続けました。今期は4円増配の22円で、25期連続増配の計画です。長期の配当成長を確認するため、10年平均増配率を計算します。
- 🔍10年平均増配率(CAGR)の計算
- ▼CAGRの計算式
13.8%=(18.00円÷4.93円)(1÷10年)−1
増配率の計算とポートフォリオの運用は、増配率(CAGR)の計算と活用法で解説。
増配率は10%を超える水準です。配当金の成長性という点でも、高い実績を出しています。
連続増配の日本株と各銘柄の増配率は、下記の記事で紹介しています。
配当性向○:48.3%と、増配余力を残す水準
🔰配当性向とは?【ここをタップ👆】
配当性向=配当金の支払い総額÷純利益×100
配当金の継続可能性を示す指標。
減配することなく継続が可能か、増配する余力が残っているかを判断します。配当性向100%では利益のすべてを配当に充て、100%超では借金や内部留保から支払っている状態です。
- ◎:30%以下
- ○:30%超〜50%以下
- ×:50%超


- 配当性向 48.3%(2025年12月期)
- 大幅減益の年でも、利益の範囲で配当を維持
- 今期はEPSの回復で、低下する見通し
前期は利益が約2割減となったため、配当性向は一時的に上昇しました。
中計では、総還元性向と配当性向の差分を自社株買いにあてる方針です。
配当だけに偏らない、バランスのよい還元と評価しています。
配当方針◎:DOE4.5%超・連続増配を明文化
🔰配当方針とは?【ここをタップ👆】
企業と株主の約束であり、企業の還元姿勢を確認します。IR資料をチェックし、意味のある配当方針を掲げていることが重要です。配当金の維持や成長に関連した方針を評価し、「安定的な配当を継続する」といったお気持ち表明の方針は評価しません。
- ◎:累進配当制度やDOE制度など
- ○:配当性向を目標にしている
- ×:数値目標を伴う方針がない


- 総還元性向65%以上・DOE4.5%超・連続増配の継続
- 従来の総還元性向50%以上から、大きく引き上げ
- 2027年以降は、年2円増配が基本軸
今後は、計画どおりに還元が実行されるかを確認します。


業績が上振れした際の追加増配にも期待しています。
結論、ユニ・チャームは優良企業
企業分析を確認(タップでひらく)
| 項目 | 評価 | 内容 |
|---|---|---|
| 業種 | ディフェンシブ | トイレタリー (化学セクター) |
| 売上高 | 右肩上がり | 今期は初の1兆円超を計画 |
| EPS | 増加傾向 | 今期は過去最高の49.9円を予想 |
| ROE | 8.32% | 今期は約11%へ回復見込み |
| PBR | 2.12倍 | 直近5年で最も低い水準 |
| 自己資本比率 | 65.0% | 60%超の盤石な財務 |
| 配当金 | 右肩上がり | 24期連続増配、10年で約3.7倍 |
| 配当性向 | 48.3% | 無理なく増配できる水準 |
| 配当方針 | DOE4.5%超 | 総還元性向65%以上を明文化 |
結論として、ユニ・チャームは「優良企業」です。
長期の増配実績に加え、株主還元の数値目標を中計で明文化した点を高く評価しています。
前期は中国の不振で大幅減益でしたが、売上・EPSは長期で成長を続け、財務も盤石です。
配当成長の土台は揺らいでいないと判断しています。
投資する上での注意点
ユニ・チャームに投資する上で、注意すべき点は下記のとおりです。
- 中国リスク:風評被害で中国事業の売上高が前期比の実質ベースで27%減。
- アジアの競争激化:インドネシアで価格競争が進む。
- 今期計画の実現性:EPSが過去最高へ回復予定。達成できるか確認。
私自身はこの減益ニュースを見ても、特に動揺はしていません。
中国を含むアジア事業の回復状況を継続的に確認し、減配しない限りは保有を続ける方針です。
次に解説する買い時の水準を参考に、追加購入のタイミングを判断します。
- 優良企業を見つける企業分析は、【銘柄スカウター】で効率的になります。銘柄スカウターの使い方は、下記の記事で解説しています。
【オススメ】使うだけで100万得する!マネックス証券の銘柄スカウター使い方10選
ユニ・チャームの買い時分析


高値掴みを避けるため、過去の配当利回りからユニ・チャームの買い時を見極めます。私が行っている2つの分析を解説します。
⏳買い時の分析
10年間の配当利回りをPythonで分析し、「買い時で購入できる日は過去に何日あったか?」を統計的に評価します。
📉暴落時の分析
暴落時における株価の最安値から、市場がパニックに陥っているときの「最大配当利回り」を確認します。
- 銘柄スカウターを使った買い時分析・暴落時分析のやり方は、こちらで詳しく解説しています。
配当利回り0.8%を買い時の目安に採用
過去10年間の配当利回りから、毎日の最大利回りをカウントしてヒストグラムを作成しました。
購入できた日数が過去10年の30〜40%となる利回りを、買い時の目標帯としています。
- 🟥上位20%以内は「機会損失」❌
- 🟩30〜40%は「買い時の目標帯」⭕️
- 🟦50%以上は「高値掴み」❌
ユニ・チャームにおける配当利回りの推移とヒストグラムは次のとおりです。
配当利回りの推移と日数ヒストグラム
▼ 買い時の基準利回りを調整できます
🔴 機会損失(〜20%)
🟢 買い時の目標帯(30〜40%)
🔵 高値掴み(50%〜)
※該当なしの場合は目標帯に最も近い水準を採用
🟡 基準以上の期間
分析日数:10年間--日
- 配当利回り 0.9% ×
- 購入できた日数:422日
10年間(2,352日)で上位17.9%の日数
→17.9%のタイミングは少なく、機会損失 - 配当利回り 0.8% ○
- 購入できた日数:640日
10年間(2,352日)で、上位27.2%の日数
→目標帯(30〜40%)に最も近く、買い時の目安に - 配当利回り 0.7% ×
- 購入できた日数:1,412日
10年間(2,352日)で、上位60.0%の日数
→50%以上もあるタイミングは高値掴み
2024年の後半からトレンドが変わり、配当利回りが急上昇しています。
配当利回り0.8%以上に達した640日のうち、7割近く(447日)が2024年7月以降に集中しています。
暴落時、配当利回りは最大1.33%まで上昇


暴落時につけた株価の最安値から、最大利回りを計算します。暴落の基準として、サーキットブレーカーが発動したときの最大利回りを確認します。
- 新型コロナウイルスによるショック
- 最大利回り:0.92%(2020年3月)
- 日銀の金融政策変更によるショック
- 最大利回り:0.87%(2024年8月)
- 米国のトランプ関税によるショック
- 最大利回り:1.33%(2025年4月)
買い時の株価は2,750円以下
分析した配当利回りから、ユニ・チャームを購入する目安となる株価を計算します。今期(2026年12月期)の予定配当金1株あたり22円を使用します。
- 買い時 0.8%
- 配当22円、利回り0.8% → 株価2,750円以下
- 暴落時の最大利回り 1.33%
- 配当22円、利回り1.33% → 株価1,654円
- ⚠️現在の株価は964.8円(2026年7月16日時点)です。今回分析した3回の暴落時の最安値よりも低い水準です。
トイレタリーの競合比較


ユニ・チャームを、競合の花王・ライオンと比較します。
配当株投資におけるトイレタリーの特徴
トイレタリーは、おむつ・生理用品・洗剤・歯みがきなど、毎日の暮らしに欠かせない日用品を手がけるセクターです。東証の分類では化学セクターに含まれます。
生活必需品のため需要が景気に左右されにくく、典型的なディフェンシブ業種です。収益が安定しやすく、連続増配企業が多いのも特徴です。
配当株投資では、不況時にも配当を維持しやすい点が強みです。一方、国内市場は成熟しており、成長は海外展開に左右されます。
トイレタリーの足切り条件
マネックス証券の銘柄スカウターを使用し、トイレタリーの財務データを確認しました。


私が行っている足切り条件により、トイレタリーの候補を11社から2社まで絞り込みました。残ったのは、ユニ・チャームとライオンのみでした。
▼足切り条件でのユニ・チャームの評価
| 項目 | 合格基準 | ユニ・チャーム |
|---|---|---|
| 収益性 | ROE 8%以上 | 8.32% |
| 財務健全性 | 自己資本比率 20%以上 | 65.0% |
| 配当金の持続性 | 配当性向 50%以下 | 48.3% |
| 最低限のリターン | 予想配当利回り 2%以上 | 2.28% |
| 成長性 | 売上高成長率(10年平均) 0%以上 | 2.5% |
(2026年7月16日)
ユニ・チャームは、5項目すべてで合格しています。
ROE・自己資本比率・配当性向は、大幅減益となった前期実績でも基準を満たしました。悪い年でも、配当を支える力があることを示しています。
2026年現在は、配当利回り2%程度で推移しています。最低限のリターンとして、予想配当利回り2%以上の銘柄に絞り込んでいます。
一方、買い時の配当利回り0.8%以上は、過去データから求めた個別の買い時の目安です。
足切り条件を通過し、買い時の配当利回り以上の銘柄は購入を検討します。
ユニ・チャームは成長企業として長年低利回りでしたが、高配当株に変化してきたと見ています。
ユニ・チャーム・花王・ライオンを比較
競合比較を確認(タップでひらく)
| 項目 | ユニ・チャーム | 花王 | ライオン |
|---|---|---|---|
| 概要 | 8113 プライム | 4452 プライム | 4912 プライム |
| 売上高 | 右肩上がり | 右肩上がり | 緩やかな増加 |
| EPS | 増加傾向 | 回復途中 | 長期的に成長 |
| ROE | 8.32% | 11.27% | 8.95% |
| PBR | 2.12倍 | 2.77倍 | 1.44倍 |
| 自己資本比率 | 65.0% | 56.7% | 61.1% |
| 配当金 | 24期連続増配 | 36期連続増配 | 10期連続増配 |
| 配当性向 | 48.3% | 59.2% | 30.1% |
| 配当方針 | DOE4.5%超 | 数値目標なし | 累進配当 |
足切り条件を通過しなかった花王も、業界首位のため比較対象に加えます。配当株投資の観点から3社を比較すると、それぞれの特徴が鮮明に見えてきます。
- ユニ・チャーム:増配の勢いを重視する人向け
- 総還元性向65%以上とDOE4.5%超という数値目標を明文化しています。24期連続増配、10年平均増配率13.8%と高く、配当の成長力は抜群です。
中国を含むアジアの業績は回復途上のため、これからの成長に期待。
配当金の成長力を重視する投資家に向いた銘柄です。 - 花王:連続増配の実績を重視する人向け
- 36期連続増配と、日本で最も長い増配実績を誇ります。ROEも11.27%と最も高い水準です。一方、EPSは2023年の急落からの回復途上で、配当性向は59.2%と高めです。
増配余力には注意が必要ですが、長い実績の安心感を重視する投資家に向いています。
【2026年】花王の配当と買い時を分析|37期連続増配でも監視の理由 - ライオン:累進配当による安定性を重視する人向け
- 10期連続増配を続け、累進配当を基本方針に掲げています。配当性向は30.1%と3社で最も低く、増配の余力があります。自己資本比率は60%を超えており、健全な財務を維持しています。
財務の手堅さと累進配当により、配当の安定を重視する投資家に向いています。
トイレタリー業界における私のスタンス


私は化学セクターの銘柄をすでに多く保有しています。
ポートフォリオのバランスを考えると、同セクターへの新規投資は優先度が低いと考えています。
一方で、化学セクターで銘柄を探す方にとって、ユニ・チャームとライオンは優良企業だと考えています。
花王は連続増配の実績が魅力ですが、増配率の低さが個人的に気になります。
購入を検討する場合は、価格面の買い時水準を満たしているかを確認したうえで判断するのがよいと考えています。
よくある質問


Q1.配当金はいつ振り込まれる?(権利確定日はいつ?)
A. 「権利確定日は6月30日・12月31日」で、その約2ヶ月後となる「9月初旬・翌年3月初旬」に入金されます。
配当金を受け取るには、権利確定日の2営業日前に株を保有する必要があります。私も2026年3月3日に、手取り900円の期末配当が入金されました。
Q2.ユニ・チャームの株価は今、買い時ですか?
A. 現在は買い時の水準です。
過去の統計から「配当利回り0.8%以上、株価2,750円以下」がひとつの目安です。現在の株価は964.8円(2026年7月16日時点)で、買い時の水準にあります。
Q3.ユニ・チャームは何株から買えますか?
A. 通常は100株単位で、約9.6万円が必要です(2026年7月16日時点)。
単元未満株(S株など)なら、1株約965円から購入できます。少額から積み立てたい方にも向いています。
Q4.ユニ・チャームはNISAで買えますか?
A. NISAの成長投資枠で購入できます。
売却益は非課税です。配当金も非課税で受け取ることができますが、受取方法を「株式数比例配分方式」に設定する必要があります。
Q5.ユニ・チャームの増配は今後も続きますか?
A. 24期連続増配を続け、中期経営計画で「DOE4.5%超・連続増配の継続」を明文化しています。
2027年以降も年2円増配が基本軸とされ、増配の継続が計画されています。ただし、中国などアジア事業の回復状況には注意が必要です。
ユニ・チャームの投資判断まとめ


今回の分析をまとめます。
【📝投資判断】
ユニ・チャームは「優良企業」です。
24期連続増配と10年平均13.8%の増配率に加え、総還元性向65%以上・DOE4.5%超を明文化しています。売上・EPSも長期で成長を続ける、配当成長株の代表格です。
【⏳買い時】
配当利回り0.8%以上(株価2,750円以下)が目安です。
買い時の水準は、過去10年の配当利回りの統計から導いています。株価は暴落時にさらに下がる可能性もあり、その備えを持って臨みます。
【👍魅力的なポイント】
- 24期連続増配、10年平均13.8%の高い増配率
- 総還元性向65%以上・DOE4.5%超を中計で明文化
- 海外売上高比率64.2%、ペットケアなど成長領域を持つ
【⚠️注意すべきポイント】
- 中国事業の売上高が前期比の実質ベースで27%減となり、現在は回復途上
- インドネシアなどアジアでの競争激化
- 前期はEPSが約2割減少。今期の回復計画の進捗を確認
私がユニ・チャームを保有する理由
24期連続増配の実績と、明文化された株主還元方針を信頼しているためです。2025年10月にNISA口座で100株を購入し、初めての配当900円を受け取りました。
受け取った配当は、再投資せずに家族との旅行にあてています。
銘柄を選んだ先にある「お金の使い道」まで考えると、投資はもっと楽しくなります。
詳細な企業分析は、難しく感じるかもしれません。しかし、マネックス証券の「銘柄スカウター」はスマホ1台で使えます。10分でも、優良企業の候補を探す第一歩になります。
次の優良企業を見つけるのは、あなた自身です。
- ⚠️当サイトは、情報提供が目的であり、特定銘柄を推奨しておりません。投資判断は自己責任でお願いします。
この記事で参考にした資料
ユニ・チャーム
- 有価証券報告書(第66期)
- 統合レポート2026
- 2025年12月期 通期決算説明資料
- 第13次中期経営計画
- マネックス証券 銘柄スカウター



