【2026年】花王の配当と買い時を分析|37期連続増配でも監視の理由

広告|サイト内にPRを含みます。

【2026年】花王の配当と買い時を分析|37期連続増配でも監視の理由

この記事の結論

  • 花王は「監視銘柄
  • 買い時は配当利回り2.4%以上
    配当78円として、株価3,250円以下

※買い時の目安は、過去10年のデータを使った統計分析から算出しています。

  • 配当金も株価も成長する優良企業を見つけたい
  • 花王ってどんな企業?
  • 買ってもいいの?買い時は?

配当利回りと知名度で、なんとなく投資先を決めていませんか?
その判断が将来の配当額を大きく左右します。

📉話題性で飛びつき、高値掴み。
💦含み損に耐えきれず損切り。
⬇️そして減配…。

私も同じ失敗を繰り返しました。雰囲気で企業を選び、リスクを見落としたことが原因です。

今では「企業分析・買い時分析・競合比較」を徹底し、保有47銘柄中、46銘柄が含み益です。含み益の合計は870万円(2026年2月時点)。配当金は毎月の実績レポート(2026年6月は手取り150,836円)で公開中です。

詳細なプロフィールはこちら

この記事では企業分析・買い時分析・競合比較から、再現性のある配当株投資を示します。


最後まで読むことで、次のことがわかります。

  • 配当金も株価も成長する優良企業の見極め方
  • 花王の投資判断と買い時
  • 競合と比較した花王の特徴

花王は、「アタック」「ビオレ」などを手がける国内トイレタリー首位の日用品メーカーです。産業用のケミカル事業も展開し、海外売上高比率は44.0%。実質37期連続となる増配を予定する、日本最長の連続増配企業です。

▼企業分析の結果

項目評価内容
業種ディフェンシブトイレタリー
(化学セクター)
売上高右肩上がり2025年に過去最高を更新
EPS回復途上2023年の急落から回復中
ROE11.27%今期予想は12.0%
PBR2.77倍割安さはない水準
自己資本比率56.7%実質無借金の健全財務
配当金右肩上がり実質37期連続増配の予定
配当性向59.2%増配余力は限定的
配当方針継続増配数値目標なし

▼買い時分析の結果

配当利回りの推移と日数ヒストグラム

▼ 買い時の基準利回りを調整できます

–%
ヒストグラム
🔴 機会損失(〜20%)
🟢 買い時(30〜40%)
🔵 高値掴み(50%〜)
利回り推移
🟡 基準以上の期間
分析日数:10年間–日

▼競合比較

項目花王ユニ・チャームライオン
概要4452
プライム
8113
プライム
4912
プライム
売上高右肩上がり右肩上がり緩やかな増加
EPS回復途中右肩上がり長期的に成長
ROE11.27%8.32%8.95%
PBR2.77倍2.12倍1.44倍
自己資本比率56.7%65.0%61.1%
配当金36期連続増配24期連続増配10期連続増配
配当性向59.2%48.3%30.1%
配当方針数値目標なしDOE4.5%超累進配当
競合の分析記事はこちら
【日用品3社比較】花王・ライオン・ユニ・チャームの連続増配と買い時
【連続増配銘柄】ユニ・チャームの配当と買い時を分析|利回りは10年で最高圏
【2026年】ライオンの配当と買い時を分析|11期連続増配と累進配当

花王の企業分析

企業分析から花王が「配当金も株価も成長する優良企業」か見極めます

企業分析で行う分析の詳細はこちらで解説しています。

花王の特徴

花王は、国内トイレタリー首位のシェアを持つ、日用品と化学のメーカーです。洗剤やスキンケアからケミカル事業まで、生活と産業を支える製品を幅広く展開しています。

配当株投資の目線で、花王の強みを3つ紹介します。

🏆国内トイレタリー首位のブランド力

花王は、洗剤・スキンケアなど生活必需品の分野で国内首位のメーカーです。国内トイレタリー市場のシェアは、30ヶ月連続で前年同月を上回っています

2025年は化粧品事業も大幅な増収増益となり、ブランド力が業績回復をけん引しました。

生活に欠かせない商品の強いブランドは、景気に左右されにくい収益の土台になります。

🧪日用品に偏らない事業の多角化

花王は、日用品に加えて産業用の化学製品を扱うケミカル事業を展開しています。これは消費者向けに偏らない、収益源の分散になります。

2025年の売上構成比は下記になります。

  • ハイジーンリビングケア 31.7%
  • ケミカル 26.0%
  • ヘルスビューティケア 25.0%

実績としても収益源が分散されているのがわかります。

海外売上高比率も44.0%あり、国内の消費だけに頼らない構造です。

💰連続増配を支えるキャッシュ創出力

花王は「安定的・継続的な増配」を方針に掲げ、日本で最長の連続増配36期を達成。37期連続となる増配を予定しています。それを支えるのが、高いキャッシュ創出力です。

2025年の営業キャッシュフローは1,997億円。総額800億円の自己株式取得・消却も実施。

稼いだ現金でしっかり還元する姿勢が、連続増配の持続力につながっています。

売上高◎:2025年に過去最高を更新

🔰売上高とは?【ここをタップ👆】

売上高は、企業の成長性を示す指標であり、事業投資および配当金の源泉です。株価および配当金の成長性を判断する上で、安定した売上の成長が重要

  • :長期で連続した綺麗な右肩上がり
  • :長期で右肩上がり
  • ×:成長していないor減少傾向
花王の売上高推移(長期グラフ)
  • 売上高 16,886億円(2025年12月期)
  • 前期比+3.7%で、過去最高を更新
  • 今期は会社予想17,500億円(+3.6%)と増収見込み

売上高は、長期で右肩上がりに成長しています。中期経営計画「K27」では、2027年に海外売上高8,000億円以上を掲げています。配当金の安定と成長には、継続した増収が重要です。

⚠️2012年の売上高が低いのは、決算期の変更(3月→12月)による9ヶ月の変則決算のため。

EPS○:2023年の急落から回復途上

🔰EPSとは?【ここをタップ👆】

EPS=純利益÷発行済み株式数
1株あたりの利益を示す指標。
企業の使命は、EPSを成長させることです。事業投資などで純利益が下がると、一時的にEPSも下がります。EPSの成長は増配期待につながるため、長期での増加傾向が重要

  • :一時的な上下があっても増加傾向
  • :横ばいで推移
  • ×:減少傾向
花王のEPS推移(長期グラフ)
  • EPS 132.7円(2025年12月期)
  • 2023年には48.5円まで急落、以降は回復傾向
  • 今期は143.7円とさらなる成長を予想

EPSは2019年をピークに落ち込み、現在は回復の途中です。

営業利益も2025年に1,641億円(+11.9%)、今期予想は1,820億円(+10.9%)と伸びています。

中計「K27」は、2027年に営業利益で過去最高(2019年の2,117億円)の更新を掲げています。回復の持続力が、今後の増配余力を左右します

ROE○:11.27%と平均以上の収益性

🔰ROEとは?【ここをタップ👆】

ROE=純利益÷自己資本×100
自己資本をいかに効率的に使って利益を出しているかを示す指標。
ROEが高いほど「収益性」の高い企業と言え、日本企業のROEは平均的に8〜9%程度となります。一方、自己資本が少ない(=借金過多)ため、ROEが競合よりも高く算出される場合に注意

  • :12%以上
  • :10%以上
  • :8%以上
  • ×:8%未満
花王のROE推移(長期グラフ)
  • ROE 11.27%(2025年12月期)
  • 今期は会社予想12.0%へ上昇見込み

ROEは、競合3社の中では最も高い水準です。収益性の改善は、配当の成長余力に直結します。中計の目標に向けた、利益率の回復に注目しています。

▼競合のROE

  • 花王 11.27%
  • ライオン 8.95%
  • ユニ・チャーム 8.32%

PBR△:2.77倍、割安さはない水準

🔰PBRとは?【ここをタップ👆】

PBR=株価÷1株あたりの純資産
企業の保有する純資産に対して、株価の割安さを示す指標。
PBR1倍以下は、企業の純資産に対して企業価値が低い状態(例:1万円の入った財布が、1万円以下で売られている状態)。PBRが高い場合でも、企業評価として問題はない
東証はPBR1倍以下の企業に改善策を要請している(日本経済新聞)。そのため、1倍以下の企業は、企業価値を上げるために増配や自社株買いが期待できます

  • :1倍以下
  • :1〜1.3倍
  • :1.3倍より上
花王のPBR推移(直近5年グラフ)
  • 現在のPBRは2.77倍
  • 1倍を大きく上回る水準
  • 3社の中では最も高い評価

純資産の面では、割安とは言えない水準です。

自己資本比率○:56.7%で実質無借金

🔰自己資本比率とは?【ここをタップ👆】

自己資本比率=純資産÷総資産×100
企業の「財務健全性」を示す指標。
自己資本比率が高いほど借金が少なく倒産リスクが低いため、不況時でも配当を維持しやすい安定性があります。大規模な事業投資により一時的に借金が多くなることがあるため、傾向も合わせて確認することが重要

  • :60%以上
  • :30%以上
  • :20%以上
  • ×:20%未満
花王の自己資本比率推移(10年グラフ)
  • 自己資本比率 56.7%(2025年12月期)
  • 実質無借金
  • 財務健全かつ長期で安定

借金に頼らない財務は、不況時でも配当を維持しやすい安定性につながります。

配当金◎:37期連続の増配を予定

🔰配当金とは?【ここをタップ👆】

配当金は、配当株投資における最終目標。
長期で安定的に成長している企業を厳選。原則、過去に減配や無配転落をしていない企業を選びます。ただし、世界的な経済ショック(コロナショックなど)により、短年のみ減配している企業は、よく分析して判断します。

  • :安定的、連続的な増配傾向
  • :断続的に長期で増配傾向
  • ×:減配or無配実績がある
花王の配当金推移(長期グラフ)
  • 配当金 77円(2025年12月期)
  • 今期は78円へ増配し、実質37期連続の予定
  • 10年前の40円から、約1.9倍に成長

花王の連続増配は、日本の上場企業で最長です。増配は続く見込みですが、近年は年1円(分割前換算で2円)ペースです。

🔍10年平均増配率(CAGR)の計算
▼CAGRの計算式
6.8%=(77円÷40円)(1÷10年)−1

増配率の計算とポートフォリオの運用について、こちらで解説。

増配率は10%を下回る水準です。配当金の成長性という点では、後ほど比較する競合2社に見劣りします。
連続増配の日本株は、下記の記事で紹介しています。

配当性向×:増配余力は限定的

🔰配当性向とは?【ここをタップ👆】

配当性向=配当金の支払い総額÷純利益×100
配当金の継続可能性を示す指標。
減配することなく継続が可能か、増配する余力が残っているかを判断します。配当性向100%で利益の全てを配当金にあてている状態、100%以上で借金or貯金から支払っている状態です。

  • :30%以下
  • :50%未満
  • ×:50%以上
花王の配当性向推移(10年グラフ)
  • 配当性向 59.2%(2025年12月期)
  • 2023年には160%前後まで上昇

利益の半分超を配当にあてる状態が続いています。増配の余力は大きくなく、利益の成長がカギになります。

配当方針×:増配方針に数値目標がない

🔰配当方針とは?【ここをタップ👆】

企業と株主の約束であり、企業の還元姿勢を確認します。IR資料をチェックし、意味のある配当方針を掲げていることが重要です。配当金の維持や成長に関連した方針を評価し、「安定的な配当を継続する」といったお気持ち表明の方針は評価しません。

  • :累進配当制度やDOE制度など
  • :配当性向を目標にしている
  • ×:明確な配当方針がない
花王の配当方針(決算説明資料)
  • 「安定的・継続的な増配」を掲げる
  • 配当性向やDOEなど、数値による目標はない
  • 2025年は自己株式の取得・消却も実施

日本最長の増配実績は、還元姿勢の裏付けと言えます。私は、配当性向やDOEのように数値まで示した方針を高く評価しています。

結論、花王は監視銘柄

企業分析を確認(タップでひらく)
項目評価内容
業種ディフェンシブトイレタリー
(化学セクター)
売上高右肩上がり2025年に過去最高を更新
EPS回復途上2023年の急落から回復中
ROE11.27%今期予想は12.0%
PBR2.77倍割安さはない水準
自己資本比率56.7%実質無借金の健全財務
配当金右肩上がり実質37期連続増配の予定
配当性向59.2%増配余力は限定的
配当方針継続増配数値目標なし

企業分析の結論として、花王は「監視銘柄」です。
日本最長の連続増配と、国内首位のブランド力は大きな魅力です。

一方で配当性向は59.2%と高く、増配は年1円ペースに鈍化しています。
EPSの回復と配当余力の改善を確認できるまで、私は「監視銘柄」と判断しました。

配当性向が50%を下回れば、優良企業への見直しを検討します。

投資する上での注意点

花王に投資する上で、注意すべき点は次の3つです。

  • 高い配当性向:59.2%で、増配の余力が限られる
  • 増配ペースの鈍化:増配率10年6.8%は、競合2社に見劣り
  • 業績は回復途上:EPSは2023年の急落から回復の途中

監視銘柄でも、狙う水準を決めて備えることは大切です。次の買い時分析で、冷静に株価の目安を見極めます。

優良企業を見つける企業分析は、【銘柄スカウター】で効率的になります。銘柄スカウターの使い方は、下記の記事で解説しています。
【オススメ】使うだけで100万得する!マネックス証券の銘柄スカウター使い方10選

花王の買い時分析

高値掴みを避けるため、過去の配当利回りから花王の買い時を見極めます。私の行っている2つの分析を解説します。

⏳買い時の分析

10年間の配当利回りをPythonで分析し、「買い時で購入できる日は過去に何日あったか?」を統計的に評価します。

📉暴落時の分析

暴落時における株価の最安値から、市場がパニックに陥っているときの「最大配当利回り」を確認します。

銘柄スカウターを使った買い時分析と暴落時の分析について、詳細をこちらで解説しています。

配当利回り2.4%が買い時

過去10年間の配当利回りから、毎日の最大利回りをカウントしてヒストグラムを作成しました。

ヒストグラムの日数割合から、私は下記のタイミングを判断しています。

  • 🟥上位20%以内は「機会損失」❌
  • 🟩30〜40%は「買い時」⭕️
  • 🟦50%以上は「高値掴み」❌

花王における配当利回りの推移とヒストグラムは次のとおりです。

配当利回りの推移と日数ヒストグラム

▼ 買い時の基準利回りを調整できます

--%
ヒストグラム
🔴 機会損失(〜20%)
🟢 買い時(30〜40%)
🔵 高値掴み(50%〜)
利回り推移
🟡 基準以上の期間
分析日数:10年間--日
配当利回り 2.6% ×
購入できた日数:438日
10年間(2,351日)で上位19%の日数
→19%しかないタイミングを待つのは機会損失
配当利回り 2.4% 
購入できた日数:755日
10年間(2,351日)で、上位32%の日数
買い時と判断
配当利回り 2.1% ×
購入できた日数:1,204日
10年間(2,351日)で、上位51%の日数
→50%以上もあるタイミングは高値掴み

最大で配当利回り2.64%まで暴落

花王の暴落時の最大配当利回り(10年グラフ)

暴落時につけた株価の最安値から、最大利回りを計算します。暴落の基準として、サーキットブレーカーが発動したときの最大利回りを確認します。

新型コロナウイルスによるショック
最大利回り:1.86%(2020年3月)
日銀の金融政策変更によるショック
最大利回り:2.49%(2024年8月)
米国のトランプ関税によるショック
最大利回り:2.64%(2025年4月)

買い時の株価は3,250円

分析した配当利回りから、花王における購入タイミングの株価を計算します。今期(2026年12月期)の予定配当金1株あたり78円を使用します。

買い時 2.4%
配当78円、利回り2.4% → 株価3,250円
暴落時の最大利回り 2.64%
配当78円、利回り2.64% → 株価2,955円

記事更新時点(2026年7月16日)の株価は3,285円、予想配当利回りは2.37%でした。統計上の目安は株価3,250円以下・配当利回り2.4%以上です。過去の暴落時と同じ利回りなら、株価2,955円に相当します。これは価格面だけの比較であり、私は花王を「監視銘柄」とし、配当性向の改善を確認しながら慎重に判断します。

トイレタリー業種の競合比較

花王の競合として、ライオンおよびユニ・チャームを比較します。

配当株投資におけるトイレタリー業種の特徴

トイレタリー業種は、洗剤やシャンプー、紙おむつなど日用品を扱う業種です。毎日の生活で消費されるため、需要が安定しています。

生活必需品は、景気後退でも買い控えが起きにくい分野です。配当株と相性のよい、ディフェンシブな業種といえます。

一方で、原材料価格の変動や、プライベートブランドとの価格競争があります。国内は人口減少で大きな成長が見込みにくく、海外展開と高付加価値化が成長のカギになります。

トイレタリー業種の足切り条件

マネックス証券の銘柄スカウターを使用し、トイレタリー業種の財務データを確認しました。
私が設けている足切り条件に対して、トイレタリー業種の11社から、2社(ライオン・ユニ・チャーム)にまで絞り込まれました。

花王自身は、配当性向の項目が基準未達で通過できていません。

▼足切り条件での花王の評価

項目合格基準花王
収益性ROE
8%以上
11.27%
財務健全性自己資本比率
20%以上
56.7%
配当金の持続性配当性向
50%以下
59.2%
最低限のリターン配当利回り
2%以上
2.37%
成長性売上高成長率
0%以上
+1.4%

(2026年7月)

花王は収益性・財務健全性・成長性など、5項目中4項目で基準を満たしています

配当性向は、2023年の160%前後をピークに改善が続いています。EPSの回復が進めば、50%以下に収まる余地はあります。

ゆず
ゆず

配当性向の改善を確認できるまで監視を続けます。

花王・ライオン・ユニ・チャームを比較

競合比較を確認(タップでひらく)
項目花王ユニ・チャームライオン
概要4452
プライム
8113
プライム
4912
プライム
売上高右肩上がり右肩上がり緩やかな増加
EPS回復途中右肩上がり長期的に成長
ROE11.27%8.32%8.95%
PBR2.77倍2.12倍1.44倍
自己資本比率56.7%65.0%61.1%
配当金36期連続増配24期連続増配10期連続増配
配当性向59.2%48.3%30.1%
配当方針数値目標なしDOE4.5%超累進配当

配当株投資の観点から3社を比較すると、それぞれの特徴が鮮明に見えてきます。

花王:増配実績の長さを重視する人向け
花王は実質37期連続の増配を予定し、実績は日本最長です。ROEは11.27%で、収益性は3社の中で最も高い水準。一方、配当性向は59.2%と高く、増配は年1円ペースに鈍化しています。10年平均増配率は6.8%で、2社に見劣りします。長い増配実績と安定感を重視する人に向いた銘柄です。
ライオン:累進配当による堅実さを重視する人向け
ライオンは2016年から毎期増配を続け、11期連続の増配を予定しています。増配率は10年平均11.6%(10円→30円)と高水準。配当性向は30.1%と余力があり、「累進配当を基本に毎期増配」の方針。PBRは1.44倍と、3社の中では低めの水準。今期はEPSが90.4円へ減る予想である点には注意が必要です。
【2026年】ライオンの配当と買い時を分析|11期連続増配と累進配当
ユニ・チャーム:配当の成長性を重視する人向け
ユニ・チャームは25期連続増配を計画しています。増配率は10年平均13.8%(4.9円→18.0円)と、3社で最も高い成長です。DOE4.5%以上という数値の方針も明確。自己資本比率65.0%と財務も健全です。2025年は減収(-4.4%)でしたが、今期はEPS49.9円へ大きく回復する予想です。
【連続増配銘柄】ユニ・チャームの配当と買い時を分析|利回りは10年で最高圏

トイレタリー業界における私のスタンス

私は化学セクターの銘柄をすでに多く保有しています。
ポートフォリオのバランスを考えると、同セクターへの新規投資は優先度が低いと考えています。

一方で、化学セクターで銘柄を探す方にとって、ユニ・チャームとライオンは優良企業だと考えています。

花王は連続増配の実績が魅力ですが、増配率の低さが個人的に気になります。
購入を検討する場合は、価格面の買い時水準を満たしているかを確認したうえで判断するのがよいと考えています。

よくある質問

Q1.配当金はいつ振り込まれる?(権利確定日はいつ?)

A. 「権利確定日は6月末・12月末」となっており、その約3ヶ月後の「9月・3月に入金」となります。
配当金を受け取るには、権利確定日の2営業日前に株を保有する必要があります。

Q2.花王の株価は今、買い時ですか?

A. 過去10年の統計から「配当利回り2.4%以上、株価3,250円以下」を、ひとつの価格目安としています。
株価は日々変動するため、閲覧時点の最新株価・配当予想と比較してください。これは価格面の目安で、記事の投資判断は「監視銘柄」です。

Q3.花王は株式分割を行いましたか?

A. 2026年7月1日付で、1株を2株にする株式分割を実施しました。
この記事の株価・配当金・EPSは、すべて分割調整後の数値で統一しています。

Q4.花王は何株から買えますか?

A. 通常は100株単位ですが、単元未満株(S株など)なら1株から購入できます。
1株なら3,285円(2026年7月)で、少額から投資を始められます。

Q5.花王はNISAで買えますか?

A. NISAの成長投資枠で購入できます。
配当金や売却益が非課税になるため、長期の配当投資と相性のよい銘柄です。

Q6.花王の増配は今後も続きますか?

A. 「安定的・継続的な増配」を方針に、実質37期連続の増配を予定しています。
ただし数値目標はなく、配当性向も59.2%と高めです。今後の増配ペースは、利益の回復力に左右されます。

Q7.花王・ライオン・ユニ・チャームのうち、どれがいいですか?

A. 実績の花王、累進配当方針や配当金の成長性など、3社でタイプが異なります。
私は配当余力と増配率を重視し、足切りを通過した2社を含めて監視しています。

花王の投資判断まとめ

今回の分析をまとめます。

【📝投資判断】
花王は「監視銘柄」です。
実質37期連続増配を予定しており、増配実績は日本最長です。ただし配当性向が59.2%と高く、増配率では競合2社に見劣りします。業績回復の継続を確認したい局面です。

【⏳買い時】
配当利回り2.4%以上(株価3,250円以下)が目安です。
過去10年の統計にもとづく水準です。暴落時はさらに下がる場面も想定し、余力を残して臨みます。

【👍魅力的なポイント】

  • 実質37期連続増配の予定で、日本最長の実績
  • 国内トイレタリー首位、シェアは30ヶ月連続で前年超え
  • 実質無借金、自己資本比率56.7%の健全財務

【⚠️注意すべきポイント】

  • 配当性向は59.2%と高め
  • 増配は年1円ペースに鈍化し、増配率で競合に劣る
  • 配当方針に数値目標がない

詳細な企業分析は、難しく感じるかもしれません。しかし、マネックス証券の「銘柄スカウター」を使えば、誰でもスマホ1台10分で優良企業を見つけ出すことができます。

次の優良企業を見つけるのは、あなた自身です。

⚠️当サイトは、情報提供が目的であり特定銘柄を推奨しておりません。投資判断は、自己責任でお願いします。

この記事で参考にした資料

花王

ライオン

ユニ・チャーム