【高配当vsインデックス】10年の投資実績を公開|同じ日・同じ額で成績を比較

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【高配当vsインデックス】10年の投資実績を公開|同じ日・同じ額で成績を比較

この記事の結論

  • 同日・同額で保有株とS&P500を比較
  • 値上がりは年率23.21%でS&P500未満
  • 配当込みなら年率25.91%でS&P500超え

Xで情報発信していると、次のようなポストをちょいちょい見かけます。

私が内心思っているのは…

ゆず
ゆず

あー、また高配当vsインデックス戦争だよ。

ゆず
ゆず

高配当投資家の成績を全公開したら終わるんじゃない?

ゆず
ゆず

私の投資成績って勝ってるのかな、負けてるのかな…
調べて公開だ!

高配当vsインデックスの水晶玉を持つイラスト

ということで、私の投資実績を全公開します。その上で、私の高配当投資10年の成績を年率で計算。
さらに高配当の代わりにオルカンやS&P500を買っていたら、今よりも増やせていたのかシミュレーションを行いました。


この記事を読んだら次のことがわかります。

  • 私が続けてきた高配当株投資10年の実績
  • 投資の成績を年率に計算する方法
  • 高配当vsインデックスの比較とシミュレーション方法

戦争は決着するのか?
私の成績はインデックスに勝っているのか?
ぜひ最後まで読んでみてください。

ゆず 30代・パパ・メーカー研究職。投資歴10年、保有資産3,300万円、2025年の配当金は42万円(手取り)

私の配当株10年は、年率18.21%でした

私の配当株10年の成績を公開

私は投資歴10年の会社員です。2016年に株主優待を目当てに投資を始め、そこから配当株に軸足を移してきました(プロフィールはこちら)。

現在のポートフォリオは次になります。保有している47銘柄で、特定口座とNISA口座で保有しています。

項目金額
取得額9,683,231円
現在の評価額19,353,358円(+99.86%)
配当金(手取り)の累計1,245,967円
2026年度の見込み配当金532,492円

含み益は約100%、取得額の約2倍に成長しました。
配当は実際に受け取った手取りの金額です。

配当金の年間推移(税引前)。2017年12,875円から2026年予定514,179円のグラフ

累計120万ほどある配当金は再投資せず、家族旅行の予算に全て当てています。

ゆず
ゆず

次に投資成績の評価方法を解説します。

年率で投資成績を評価する

高配当株はタイミング投資です。コツコツと投資資金を作り、優良企業に目星をつけておき、買い時がきたタイミングで購入するものです。

10年近く持ち続けている株もあれば、買い時がきたのが最近のため保有数年の株もあります。

そのため、銘柄ごとに運用してきた期間が違います。

▼ゆずの買付実績

買付回数投入額
20161回560,604円
20171回75,608円
20183回1,177,326円
20192回371,064円
20205回392,004円
20212回446,050円
20226回1,117,955円
20235回805,963円
202412回1,927,950円
202518回2,008,566円
20264回795,850円
合計59回9,678,940円

毎年同じ額を積み立てているわけではありません。

買い時がどのくらいきたか、余剰資金を準備できたかで、その年の投資額が変わります。

「+99.86%」という倍率には、購入タイミングは関係ありません。10年運用した株と、最近購入した株、単純に成績を足し合わせた数字だからです。

年率の計算方法

投資成績は、運用期間を考慮して年率を計算することで評価できます。運用期間を含めた計算方法として、XIRRがあります。

XIRRを使うと、評価損益の複利計算はもちろん、配当金が入金された日と金額も反映して、年あたりで増えた割合を計算できます。

三菱HCキャピタル(8593)での計算例

私が保有している三菱HCキャピタル(8593)で例を見せます。

📈三菱HCキャピタルの実績

2023年10月6日に、92,399円で購入

2026年9月6日には、評価額が139,400円

  • 47,001円の利益
  • 保有期間は1,066日(約2年11か月)
  • 配当金の入金は4回、合計6,855円です。

これを2パターンで、それぞれ計算すると次のようになります。

三菱HCキャピタル(8593)のXIRR計算例。配当なしで年率15.12%、配当ありで年率17.35%

値上がりのみで年率15.12%、配当込みで年率17.35%でした。

この計算では配当金を再投資していません。

買付は購入額分マイナス、配当は受取日にプラスのキャッシュフローとして計算。株の評価額は、基準日に受け取ったものとしてプラスにします。

保有する全銘柄の購入日と購入額、配当金の受取日と金額を1つのXIRRに入れることで、全体の年率を計算することができます。

この方法で求めた私の10年間に及ぶ投資成績は…次になりました!

  • 値上がりのみで16.14%
  • 値上がり+配当込みで18.21%
ゆず
ゆず

思ったより、成績いいのでは?

次は、ファンドとの成績比較を紹介します。

⚠️この成績は、現在保有している47銘柄だけのものです。過去に売却した銘柄の損益と配当金は考慮していません。また配当は税引後で計算しています。

インデックスとの投資成績比較

同じ日・同じ額をインデックスに入れた場合の比較

自分の投資成績がわかっても、それだけではインデックス投資との直接比較はできません。

ファンドの成績は、一般に次のように言われます

  • S&P500やオルカンの長期リターンは10%前後
  • 直近5年は成績良くて20%前後

しかし、ここで言われる年率は、一括投資して一定期間持ち続けた時の年率です。

投資成績を比較するには、購入タイミングを揃える必要があります。
そこで、比較できるように、条件を決めてインデックスの年率を計算することにしました。

同じ日に同じ額をインデックスに入れていたら

やることは単純です。私の買付実績から、同じ日に同じ額をインデックスファンドに入れたとして、XIRRで年率計算を行います。

💡例えば…

2020年3月24日に126,698円を投じた買付なら、同じ日のS&P500ファンドの基準価額8,432円で同じ126,698円を買った、として計算します。

実際の買付を同じ日・同じ額のインデックスファンド購入に置き換える計算方法の図
ゆず
ゆず

買付日と基準価額は、記事の末尾に全件載せました。

買付日は、証券会社の記録にある受渡日で計算しています。

今回比較するのは、次の2つのファンドです。

  • S&P500(eMAXIS Slim 米国株式) 2018年7月3日〜
  • オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式) 2018年10月31日〜

基準価額は投資信託協会の公開データを使用しています。
計算をする上で、条件を揃えるためのルールは2つです。

配当金と為替の扱い
インデックスファンドは配当金再投資型のデータで比較します。
日本で売られている円建てのデータで比較することで、為替の影響がすでに入った状態です。
買付の対象期間
計算を行う対象期間を2018年10月31日以降としています。
S&P500とオルカンの運用開始日に合わせて、揃えて計算できる期間にしています
2018年10月31日より前の5回の買付は、評価額も配当金も、対象から外して計算しています。対象の買付は59回のうち54回、7,865,402円(約786.5万円)分です。

計算に使った買付と、両ファンドの基準価額は、末尾の一覧に記載しておきます。

比較結果

約786.5万円を投じて、2026年9月上旬の時点でいくらになっているか。

今の金額XIRR
同じ日・同じ額をS&P500に15,735,204円23.88%
同じ日・同じ額をオルカンに15,241,062円22.80%
私の配当株(評価額のみ)15,446,608円23.21%
私の配当株(評価額+配当金)16,279,301円25.91%

同じ日・同じ額をS&P500に投資していた場合は年率23.88%、オルカンなら22.80%でした。

比較条件で計算した配当株の実績と並べてみると…

XIRRの順位
🥇 私の配当株(評価額+配当金) 25.91%
🥈 S&P500 23.88%
🥉 私の配当株(評価額のみ) 23.21%
4位 オルカン 22.80%
ゆず
ゆず

なんと、配当金込みで私の成績が、S&P500の成績を上回りました。

値上がりだけならS&P500に届きませんでした。順位を入れ替えたのは、受け取った配当です。

だから、全員に高配当株をやるべきだとは言いません。

あくまで選んだ銘柄と購入タイミングが良かったからです。今後も勝ち続けられるかはわかりません。
一方で、私の考える銘柄選び買い時分析の情報発信は続けていきます。

※この比較の前提

  • 対象は2018年10月31日以降の54回・約786.5万円分
  • 売却して今は持っていない18銘柄を含まない。その分だけ成績は良く見えます
  • 配当は税引後、再投資はしていない

自分の口座でも計算してみる

自分の口座で年率を計算できるスプレッドシート

同じ計算ができるスプレッドシートを用意しました。ExcelでもGoogleスプレッドシートでも動きます。

配当株 vs インデックス 年率くらべ(スプレッドシート)をダウンロード

基準価額は2026年9月4日まで入れてあります。自分の評価額を出した日を「評価の基準日」に入れてください。「記入例(ゆず)」のタブに、この記事の計算をそのまま入れてあるので、動かし方の参考にしてください。

入力するのは3つだけです。

  • 買った日と金額
  • 配当を受け取った日と金額(手取り)
  • 今の評価額

これだけで、自分の年率と、同じ日・同じ額をS&P500とオルカンに入れていた場合の年率が出ます。

この記事とまったく同じ計算です。基準価額の2,986日分をファイルに入れてあるので、外部の株価データを取りに行く必要はありません。

⚠️2018年10月31日より前の買付分は入れないでください。
両ファンドの比較期間をそろえるためです。同じ銘柄でも、その日以降の買い増しは入れて構いません。対象外の買付が入っていると、シートが警告を出します。

よくある質問

配当株10年の実績についてのよくある質問

記事の18.21%と、比較のところの25.91%は何が違うの?

18.21%は、いま保有している47銘柄すべて(2016年からの買付59回)の配当込みの成績です。25.91%は、インデックスと期間をそろえるため2018年10月31日以降の買付54回だけで計算した配当込みの成績です。対象がちがうので、数字もちがいます。

配当は受け取るたびに税金がかかるぶん、不利では?

そのとおりです。そのうえでこの記事の配当は、税金を引いたあとの手取りで計算しています。比較対象の買付分では、配当込みで年率25.91%、S&P500は23.88%でした。税引前ならもう少し高くなりますが、実際に手元へ残った額で比べたかったので手取りを使いました。

配当を再投資したら、もっと増えていた?

年率はもう少し上がります。この記事は受け取った配当を再投資せず、現金のまま合計しています。実際に配当は家族旅行の予算に使っているので、再投資しない前提で計算しました。

まとめ

高配当株とインデックスの使い分け

配当株を10年続けた結果です。

  • 全体の年率は配当込みで18.21%(保有47銘柄・買付59回)
  • 2018年10月31日以降に投じた約786.5万円は、評価額と配当の合計で1,628万円
  • 同じ日・同じ額なら、S&P500は1,574万円、オルカンは1,524万円

値上がりだけでは届かなかった差を、受け取った配当が埋めました。私は、配当も運用の成果として見ていきます。

高配当を勧めたいわけでも、インデックスを否定したいわけでもありません。私自身、どちらもやっています。大事なのは、投資の目的と手法を合わせることです。

高配当株
今のキャッシュフローを増やし、毎日を豊かにするため
インデックスファンド
娘の大学費用や住宅ローンの繰上げ返済など、将来まとまって使うお金のため

投資法そのものに優劣はありません。そのうえで大切なのが、銘柄選びと買うタイミング。個別株のいちばん難しいところです。

銘柄探しの一歩に累進配当を掲げる企業の一覧非減配株の一覧もどうぞ。

ご注意

この記事は、私自身の口座の記録を整理したものです。特定の銘柄や商品をすすめるものではありません。ここに書いた成績は過去の結果であり、これからの運用を約束するものでもありません。投資の判断は、ご自身の責任でお願いします。

この記事で使った数字の出どころ

売買履歴・保有銘柄・受取配当は、2つの証券口座からダウンロードした記録です。インデックスの基準価額は投資信託協会の公開データを使いました。集計と比較の計算は、すべて手元のスクリプトで再現できるようにしてあります。

付録:買付59回と比較の対象・対象外の一覧

現在保有している47銘柄の買付59回すべてと、共通比較への採否です。このうち2018年10月31日以降の54回を、受渡日と金額そのまま両ファンドの基準価額に当てはめて比較しました。それより前の5回は、共通の開始日より前のため計算に入れていません。うち2018年8月の2回は、S&P500の基準価額だけ参考として載せています。

比較に用いた日/区分投入額S&P500基準価額オルカン基準価額仮想購入口数
両ファンドの基準価額なし:共通比較から除外
2016-11-17(対象外)560,604円— 設定前— 設定前
2017-04-12(対象外)75,608円— 設定前— 設定前
2018-02-13(対象外)318,378円— 設定前— 設定前
2018年7月3日からS&P500の基準価額あり:共通比較には未採用
2018-08-07(対象外)628,678円10,539円— 設定前S:596,525〔参考〕/オ:—
2018-08-20(対象外)230,270円10,477円— 設定前S:219,786〔参考〕/オ:—
2018年10月31日から両方の基準価額あり:ここから共通比較の対象
2019-06-18125,194円10,565円10,379円S:118,499/オ:120,622
2019-09-02245,870円10,491円10,186円S:234,363/オ:241,380
2020-03-05113,198円11,452円10,931円S:98,846/オ:103,557
2020-03-2367,599円8,700円8,339円S:77,700/オ:81,064
2020-03-2365,099円8,700円8,339円S:74,826/オ:78,066
2020-03-24126,698円8,432円8,102円S:150,259/オ:156,379
2020-03-2419,410円8,432円8,102円S:23,019/オ:23,957
2021-09-03216,775円17,319円15,949円S:125,166/オ:135,918
2021-12-01229,275円18,005円16,069円S:127,340/オ:142,682
2022-02-02158,398円18,183円16,231円S:87,113/オ:97,590
2022-02-0399,910円18,315円16,288円S:54,551/オ:61,340
2022-03-22196,998円18,708円16,458円S:105,301/オ:119,697
2022-05-18310,675円18,506円16,305円S:167,878/オ:190,540
2022-05-1886,899円18,506円16,305円S:46,957/オ:53,296
2022-08-10265,075円19,572円17,018円S:135,436/オ:155,762
2023-02-17208,275円19,448円17,325円S:107,093/オ:120,216
2023-03-20166,915円18,409円16,305円S:90,670/オ:102,370
2023-05-30242,475円20,948円18,383円S:115,751/オ:131,902
2023-10-0695,899円22,600円19,447円S:42,433/オ:49,313
2023-10-0692,399円22,600円19,447円S:40,885/オ:47,513
2024-01-16129,000円24,992円21,366円S:51,617/オ:60,376
2024-02-22195,000円26,889円22,850円S:72,520/オ:85,339
2024-02-27213,000円27,385円23,189円S:77,780/オ:91,854
2024-03-04255,000円27,652円23,353円S:92,218/オ:109,194
2024-04-16100,000円28,072円23,767円S:35,623/オ:42,075
2024-06-0485,650円29,734円25,189円S:28,805/オ:34,003
2024-06-06445,500円30,002円25,281円S:148,490/オ:176,219
2024-08-02154,000円29,337円24,475円S:52,493/オ:62,921
2024-08-0236,970円29,337円24,475円S:12,602/オ:15,105
2024-08-0680,010円27,091円22,688円S:29,534/オ:35,265
2024-08-0873,800円27,387円23,037円S:26,947/オ:32,035
2024-09-27160,020円30,180円25,400円S:53,022/オ:63,000
2025-01-09328,500円33,944円27,550円S:96,777/オ:119,238
2025-01-09250,000円33,944円27,550円S:73,651/オ:90,744
2025-02-1340,200円33,878円27,783円S:11,866/オ:14,469
2025-03-2873,940円31,218円26,272円S:23,685/オ:28,144
2025-03-2873,800円31,218円26,272円S:23,640/オ:28,091
2025-03-31263,000円30,280円25,579円S:86,856/オ:102,819
2025-04-03128,950円30,425円25,516円S:42,383/オ:50,537
2025-04-07100,000円26,851円22,887円S:37,243/オ:43,693
2025-04-0725,980円26,851円22,887円S:9,676/オ:11,351
2025-04-1159,300円27,452円23,124円S:21,601/オ:25,644
2025-04-1587,800円28,191円23,762円S:31,145/オ:36,950
2025-04-2388,700円27,284円23,381円S:32,510/オ:37,937
2025-05-262,416円30,107円25,710円S:802/オ:940
2025-09-29241,600円36,160円30,358円S:66,814/オ:79,584
2025-09-2980,400円36,160円30,358円S:22,235/オ:26,484
2025-09-2940,200円36,160円30,358円S:11,117/オ:13,242
2025-09-2925,980円36,160円30,358円S:7,185/オ:8,558
2025-10-2097,800円36,724円31,007円S:26,631/オ:31,541
2026-03-30400,000円37,355円32,338円S:107,081/オ:123,693
2026-03-30171,300円37,355円32,338円S:45,857/オ:52,972
2026-03-30138,900円37,355円32,338円S:37,184/オ:42,953
2026-03-3085,650円37,355円32,338円S:22,929/オ:26,486

口数は「投入額 ÷ 基準価額 × 10,000」で求めた、比較のための理論上の口数です(実際の注文口数ではありません)。表示は1口未満を四捨五入しています。「〔参考〕」は共通比較の集計には入れていません。買付日は受渡日です。