【KDDI】配当利回り3.3%が買い時?減配リスクと将来性を分析

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【KDDI】配当利回り3.3%が買い時?減配リスクと将来性を分析

配当利回りと知名度・話題性で、投資先を決めていませんか? 
私は高値掴み…含み損…減配…と失敗を繰り返してきました。雰囲気で投資先を決め、企業の抱えるリスクを見落としてきたのが原因です。

企業分析・買い時分析・競合比較を行うことで、根拠に基づいた投資の重要性を学びました。10年間投資を続け、保有する47企業中44企業でプラス含み益+650万円を達成しています(2026年1月時点) 。

この記事では、KDDIの「企業分析」「買い時分析」「競合比較」を解説します。


最後まで読めば、企業の本質的な価値と競合との優劣を見極める具体的な方法がわかります。
高値掴みを避け、再現性のある堅実な配当株投資を始めましょう。


KDDIは、通信業界の大手企業です。事業投資により2兆円もの負債が増えましたが、業績は安定した成長を続けています。分析の結果「優良企業」、買い時は「配当利回り3.3%以上」となりました。

▼KDDIの企業分析

項目評価内容
情報・通信セクターディフェンシブ
売上高優秀きれいな右肩上がりで成長
EPS優秀右肩上がりで成長
ROE優秀高収益13.2%
PBRイマイチ1.93倍でやや高め。
自己資本比率財務健全30.4%
配当金優秀23期連続増配
配当性向42.8%
配当方針優秀DPS成長を目指す

▼KDDIの買い時分析

買い時 3.3%
3.3%以上で、購入できた日数837日
10年間(2,464日)のうち、34%の営業日

▼KDDIの競合比較

項目KDDINTTソフトバンク
概要9433
プライム
9432
プライム
9434
プライム
売上高右肩上がり右肩上がり右肩上がり
EPS右肩上がり右肩上がり横ばい
ROE13.2%10.0%20.6%*注意
PBR1.93倍1.41倍4.04倍
自己資本比率30.4%34.0%17.0%
配当金の推移連続的に増配連続的に増配増減なし
配当性向42.8%43.5%78.3%
配当方針DPS成長連続増配を基本方針高水準の継続を方針

🎙【忙しい方向け】AIによる記事要約ラジオ🎧

[再生時間:5分47秒]
通勤中や家事育児の合間にどうぞ。

【初めての方へ】2つの分析方法を解説

KDDIの解説をする前に、私が行っている2つの分析方法について紹介します。

配当株投資で成功するために、分析を行う目的は次の2つです。

  • 企業分析から、優良な企業を選ぶ
  • 買い時の分析から、高値掴みをしない購入タイミングを決める

上場企業約4,000社の中から、「配当金も株価も成長する優良企業」を見つけます。売上高や成長率などを項目ごとに分析し、基準値を満たす企業を選びます。

どれだけ優良企業であっても、高値掴みは配当金と資産の成長にとってマイナスです。高値掴みを避けるため、データに裏付けられた買い時を判断します。

「企業分析」で優良企業を見つける

膨大な日本企業の中から、分析する価値のある有望な企業だけに絞り込みます。

5つの条件で、足切りを行う

  • ROE(自己資本利益率)8%以上(収益性)
  • 自己資本比率 20%以上(財務健全性)
  • 配当性向 50%以下(配当金の持続性)
  • 配当利回り 2%以上(最低限のリターン)
  • 平均売上高成長率 0%以上(成長性)

この5つの条件は、「配当金」と「資産」の成長を狙うための最低ラインです。企業の「稼ぐ力・安定性・成長性」をバランス良く見ることで、優良企業の候補を効率的に見つけ出します。

次に、候補の中から下記の項目をチェックし、それぞれ評価を行います。

項目優秀イマイチ or NG
売上高
(企業の収入)
安定した右肩上がりジグザグでも右肩上がり右肩下がり
EPS
(稼ぐ力)
右肩上がり横ばい右肩下がり
ROE
(収益性)
12%以上10%以上8%以下
PBR
(純資産に対する割安さ)
1倍以下1倍超数値が大きいほど割高
自己資本比率
(財務健全性)
60%以上30%以上20%未満
配当金の推移連続した増配傾向増配傾向よく減配している
配当性向
(増配余力)
30%以下50%以下50%以上
配当方針DOE、累進配当配当性向を目標設定なし

売上高・EPS・配当金の推移を重視しつつ、多くの項目で良い評価を獲得している企業が、優良企業となります。ROE・PBRや自己資本比率は、ビジネスモデルが影響するため業種による傾向があります。1社の分析だけで判断せず、競合比較することが重要です。

ゆず
ゆず

長期的に安定かつコツコツ成長している企業を評価します。

企業分析の詳細については、下記の記事で解説しています。
【再現性あり】失敗しない配当株の選び方|初心者がハマる高配当の罠を解説

「買い時の分析」で、高値掴みを避ける

優良企業を厳選した上で、高値掴みを避けることが重要です。10年間の配当利回りを2つの方法で分析して、根拠のある買い時を配当利回りから特定します。

  • 10年間の全体を分析:高値掴みを避けた買い時を決める。
  • 暴落時の分析:暴落時の最安値、「最大配当利回り」を確認する。

10年間分ある配当利回りのデータは、Pythonで解析しています。

10年間の全体を分析

各営業日の最低株価と実績配当金のデータを使用して、「最大配当利回り」と「ヒストグラム」をグラフ化します。
買い時の利回りで購入できる日は、10年間で何日あったか?」を統計的に評価し、高値掴みをしない「買い時」を決めます。

最大配当利回りのグラフ
10年間の配当利回りにおける、中央値サポートライン(投資家に意識されている利回り)を確認
ヒストグラム
利回りごとの営業日をカウント。サポートライン以上で、購入できた日数の割合を計算する。

▼参考例:グラフとチェックリスト

  • 中央値
  • サポートライン
  • 買い時の利回りで、購入できた日は何日あるか

次に、暴落時の最大利回りを確認します。暴落の基準として、サーキットブレーカーの発動を目安にしています。

暴落時の分析

サーキットブレーカーが発動した、下記タイミングの最大利回りを確認します。

  • 2020年3月
    新型コロナウイルスによるショック
  • 2024年8月
    日銀の金融政策変更によるショック
  • 2025年4月
    米国のトランプ関税によるショック

株を購入するタイミングは、10年間の分析で決めた買い時まで、株価が下がったときです。買い時からさらに株価が下がったときは、追加で購入を行います。暴落時の最大利回りになるまで株価が下がった場合、購入予定の株数まで購入します。

ゆず
ゆず

高値掴みのリスクを避けるため、購入するタイミングは3回に分散します。

買い時と購入タイミングの分散については、詳細を下記の記事で解説しています。
【データで判断】配当株投資の「買い時」を解説|高値掴みを避ける分析法

KDDIの企業分析

KDDIの企業分析について、解説します。足切りを行った結果、5つの条件すべてを満たしています

足切り条件で、KDDIを評価

  • ROE:13.2% 合格8%以上
  • 自己資本比率:30.4% 合格20%以上
  • 配当性向:42.8%  合格50%以下
  • 配当利回り:3.21% 合格2%以上
  • 平均売上高成長率: 2.6% 合格0%以上

すべての項目で、余裕をもって通過しています。特にROEは、高い水準です。KDDIの詳細について、それぞれ解説していきます。

KDDIの概要:事業を多角化しているディフェンシブ企業

KDDIは、「つなぐチカラの進化」と「デジタルデータ×AIによる新たな価値創出」という2つの軸で、事業を推進しています。通信業の最大手3社(KDDI、NTT、ソフトバンク)の一角であり、携帯キャリアのauがメイン事業です。

KDDIの概要

2025年度業績予想
2025年度の業績目標は、売上高6兆3,300億円(対前期比+7.0%)。通信の増益と共に、注力しているDX・金融・エネルギーなどの領域で二桁成長を目指す。
世界トップクラスの通信品質
「グローバル・モバイル・ネットワーク・エクスペリエンス・アワード2025」において、「信頼性エクスペリエンス」「音声アプリ・エクスペリエンス」「ゲーム・エクスペリエンス」の3部門で世界1位を獲得
AIデータセンターへの投資
2025年4月にシャープ堺工場でAIデータセンターの売買契約を締結。AI時代を支えるインフラ構築を進める。
金融事業
auじぶん銀行の預金口座数やau PAYカード会員数が順調に拡大しており、三菱UFJフィナンシャル・グループとの協業も強化。
ローソンとの共同経営
2024年8月には株式会社ローソンの株式取得を行い、三菱商事との共同経営体制となりました。これにより、ローソンの「未来のコンビニ」への変革やPonta経済圏の拡大・活性化を推進しています

2024年度通期決算資料

KDDIが所属している情報・通信セクターの特徴について解説します。

情報・通信セクターの特徴は?

  • ディフェンシブセクター:通信回線は生活に不可欠なインフラです。景気影響を受けにくい業種です。
  • 収益の安定性が高い:契約数に応じて毎月の利用料が入るため、安定的な収益になります。
  • 参入障壁が高い:通信網の整備に莫大な初期投資が必要なため、新規参入が非常に困難。価格競争が起きにくく、高い利益率を維持しやすい構造です。
  • 成長分野への多角化:国内の通信事業は成熟市場。各社エネルギー、金融、DXといった非通信分野へ事業を多角化することで、成長を目指しています。
  • 積極的な株主還元:安定したキャッシュフローを背景に、増配を長期間続けている企業が多いです

KDDIの業績を押し下げる懸念点は、以下の通りです。

  • 格安SIMなどの普及による、競争の激化
  • 大規模M&A・新規投資に伴うリスク
  • 負債の増加による、財務負担の増加

売上高◎:きれいな右肩上がりで成長

売上高のポイントをチェック【Click🔍】

売上高は、企業の成長性を示す指標であり、事業投資および配当金の源泉です。株価および配当金の成長性を判断する上で、安定した売上の成長が重要

  • :長期で連続した綺麗な右肩上がり
  • :長期で右肩上がり
  • ×:成長していないor減少傾向

長期的に、きれいな右肩上がりで成長しています。2011年以降ほぼ毎年、売上高の最高額を更新しています。2025年度は、売上高6兆3,300億円(対前期比+7.0%)が目標です。

EPS◎:きれいな右肩上がりで成長

EPSのポイントをチェック【Click🔍】

EPS=純利益÷発行済み株式数
1株あたりの利益を示す指標。
企業の使命は、EPSを成長させることです。事業投資などで純利益が下がると、一時的にEPSも下がります。EPSの成長は増配期待につながるため、長期での増加傾向が重要

  • :一時的な上下があっても増加傾向
  • :横ばいで推移
  • ×:減少傾向

きれいな右肩上がりで、成長しています。EPSは、事業投資などの影響で上げ下げしやすい指標です。EPSの推移から、KDDIの収益性が非常に安定しているとわかります。中期経営戦略では、2026年3月にEPS194.38円を目標にしています。

ROE◎:13.2%の高収益

ROEのポイントをチェック【Click🔍】

ROE=純利益÷自己資本×100
自己資本をいかに効率的に使って利益を出しているかを示す指標。
ROEが高いほど「収益性」の高い企業と言え、日本企業の平均ROEは8〜9%(大和総研)となります。一方、自己資本が少ない(=借金過多)ため、ROEが競合よりも高い場合に注意

  • :12%以上
  • :10%以上
  • :8%以上
  • ×:8%未満

ROE 13.2%(2025年3月)
長期的に11%以上のROEを維持しており、安定かつ高い収益性がうかがえます。株主還元にも積極的なため、有名かつ人気の企業です。

PBR△:1.93倍で高め

PBRのポイントをチェック【Click🔍】

PBR=株価÷1株あたりの純資産
企業の保有する純資産に対して、株価の割安さを示す指標。
PBR1倍以下は、企業の純資産に対して企業価値が低い状態(例:1万円の入った財布が、1万円以下で売られている状態)。PBRが高い場合でも、企業評価として問題はない
東証はPBR1倍以下の企業に改善策を要請している(日本経済新聞)。そのため、1倍以下の企業は、企業価値を上げるために増配や自社株買いが期待できます

  • :1倍以下
  • :1〜1.3倍
  • :1.3倍より上

PBR 1.93倍(2025年3月)
長期的にやや高い倍率で安定しています。

自己資本比率○:30.4%で財務健全

自己資本比率のポイントをチェック【Click🔍】

自己資本比率=純資産÷総資産×100
企業の「財務健全性」を示す指標。
自己資本比率が高いほど借金が少なく倒産リスクが低いため、不況時でも配当を維持しやすい安定性があります。大規模な事業投資により一時的に借金が多くなることがあるため、傾向も合わせて確認することが重要

  • :60%以上
  • :30%以上
  • :20%以上
  • ×:20%未満

自己資本比率 30.4%(2025年3月)
財務健全な水準にいますが、減少傾向なのは気になります。以前は60%弱の高水準を維持していましたが、2019年以降下げ続けています。

下記が、資産と負債の推移です。

総資産の伸びに対して、自己資本の増え方が緩やかです。一方、有利子負債は2020年から増加し、2023年以降以降は急激に増加しています。

auじぶん銀行の預金増加
利用者の増加に伴い預金が増えると、銀行業の会計上では現金と負債(利用者の引き出し時に返すお金)が増加します。事業が拡大している証であり、ポジティブな兆候です。
事業投資のため、借入金と社債の増加
KDDIは積極的に借金を行い、事業投資に充てる方針を掲げています。2024年はローソンの株式取得を含め、約5,000億投資したことが報告されています(決算資料)。2025年には、大阪堺AIデータセンターに投資予定です。

財務健全性は維持できるか、事業投資は成功するか、引き続き自己資本比率の動向を注視します。

ゆず
ゆず

高配当企業は「事業成長が乏しい」と言われる中、KDDIの事業投資に積極的な姿勢は好感。

配当金◎:23期連続増配、10年で2.6倍

配当金のポイントをチェック【Click🔍】

配当金は、配当株投資における最終目標。
長期で安定的に成長している企業を厳選。原則、過去に減配や無配転落をしていない企業を選びます。ただし、世界的な経済ショック(コロナショックなど)により、短年のみ減配している企業は、よく分析して判断します。

  • :安定的、連続的な増配傾向
  • :断続的に長期で増配傾向
  • ×:減配or無配実績がある

1株配当金 72.5円(2025年3月)
日本で7番目に長い23期連続増配(連続増配株ランキング)を続けています。配当金額はきれいな右肩上がりで年々増額し、10年間で2.6倍(28.3円→72.5円)に成長。

🔍10年平均増配率(CAGR)

増配率を計算した結果、CAGRは9.86%でした。
▼CAGRの計算式
9.86%=(72.5円÷28.3円)(1÷10年)−1

増配率の計算とポートフォリオの運用について、こちらで解説。

配当性向○:42.8%で無理のない配当金

配当性向のポイントをチェック【Click🔍】

配当性向=配当金の支払い総額÷純利益×100
配当金の継続可能性を示す指標。
減配することなく継続が可能か、増配する余力が残っているかを判断します。配当性向100%で利益の全てを配当金に当てている状態、100%以上で借金or貯金から支払っている状態です。

  • :30%以下
  • :50%未満
  • ×:50%以上

配当性向 42.8%(2025年3月)
2026年3月期までの中期経営戦略において、配当性向40%超を維持する方針としています。

配当方針◎:連続でのDPS成長を目指す

配当方針のポイントをチェック【Click🔍】

企業と株主の約束であり、企業の還元姿勢を確認します。IR資料をチェックし、意味のある配当方針を掲げていること重要です。配当金の維持や成長に関連した方針を評価し、「安定的な配当を継続する」といったお気持ち表明の方針は評価しません。

  • :累進配当制度やDOE制度など
  • :配当性向を目標にしている
  • ×:明確な配当方針がない

DPS成長(2024年度通期決算資料)、配当性向 40%超を維持(中期経営戦略)
DPS(1株あたり配当金)の成長を掲げており、24期連続成長を目指しています。そのため、23期連続増配を行っており、長期的に成長を続けています。

企業分析のまとめ:KDDIは優良企業

ここまでの分析内容について、まとめます。

項目評価内容
情報・通信セクターディフェンシブ
売上高優秀きれいな右肩上がり。
目標6.3兆(25年度)
EPS優秀右肩上がりで成長。
194.38円を目標(中期経営戦略)
ROE優秀13.2%
PBRイマイチ1.93倍でやや高め。
自己資本比率30.4%
減少傾向が懸念
配当金優秀右肩上がり。23期連続増配。
配当性向42.8%
配当方針優秀DPS成長
配当性向40%超

KDDIは、文句なしで投資したい「優良企業」です。

売上高・EPS・配当金がきれいな右肩上がりで成長しています。安定感が抜群で、株主還元姿勢も高いです。

自己資本比率の減少傾向が懸念ですが、金融事業の背景、事業投資が原因のため、注視します。

KDDIに行った優良企業を見つける企業分析は、【銘柄スカウター】で効率的になります。銘柄スカウターの使い方10選はこちら

KDDIの買い時分析

KDDIの買い時を分析します。10年間の配当利回りから分析を行い、買い時の基準を決めます。

  • 10年間の全体を分析:高値掴みを避けた買い時を決める。
  • 暴落時の分析:暴落時の最安値、「最大配当利回り」を確認する。

買い時は、配当利回り3.3%以上

10年間で、取引可能な営業日は2464日ありました。10年間の分析から、配当利回りの中央値は3.12%でした。サポートラインとして、下記の配当利回りを分析します。

  • 中央値より下のサポートライン:2.8%
  • 中央値より上のサポートライン:3.3%、3.5%、3.7%
サポートライン 2.8% ×
購入できた日数:2,014日
10年間(2,464日)で、82%の営業日
→82%もあるタイミングでの購入は高値掴みになる
サポートライン 3.3% 
購入できた日数:837日
10年間(2,464日)で、34%の営業日
買い時と判断
サポートライン 3.5% 
購入できた日数:579日
10年間(2,464日)のうち、23%の営業日
→購入できるチャンスが少ない。3.3%を優先。
サポートライン 3.7% ×
購入できた日数:283日
10年間(2,464日)のうち、11%の営業日
→11%しかないタイミングを待つのは機会損失になる

暴落時の最大利回りは、4.3%

暴落時につけた株価の最安値から、最大利回りを計算します。暴落の基準として、サーキットブレーカーが発動したときの最大利回りを確認します。

新型コロナウイルスによるショック
最大利回り 4.3%(2020年3月)
日銀の金融政策変更によるショック
最大利回り 3.3%(2024年8月)
米国のトランプ関税によるショック
最大利回り 3.3%(2025年4月)

コロナショックの際は配当利回り4.3%まで株価が下落しました。一方、最近の暴落は買い時の3.3%までの下落にとどまっています

【2025年度版】購入タイミングの株価

買い時分析の結果

  • 買い時:3.3%(837日、34%の営業日)
  • 暴落時の最大利回り:4.3%(2020年3月)

分析した配当利回りから、KDDIにおける購入タイミングの株価を計算します。2025年度の予定配当金1株あたり80円を使用。

買い時 3.3%
配当80円、利回り3.3% → 株価2,424円
暴落時の最大利回り 4.3%
配当80円、利回り4.3% → 株価1,860円

買い時の株価2,424円まで下落したときに、1回目の購入を行います。暴落時には最大1,860円まで下がる覚悟をし、購入するタイミングを分散します。

タイミングを分散する購入方法について、こちらで解説しています。

KDDIの競合比較

KDDIの競合企業を比較します。

項目KDDINTTソフトバンク
概要9433
プライム
9432
プライム
9434
プライム
売上高
(企業の収入)
右肩上がり右肩上がり右肩上がり
EPS
(稼ぐ力)
右肩上がり右肩上がり横ばい
ROE
(収益性)
13.2%10.0%20.6%*注意
PBR
(純資産に対する割安さ)
1.93倍1.41倍4.04倍
自己資本比率
(財務健全性)
30.4%34.0%17.0%
配当金の推移連続的に増配連続的に増配増減なし
配当性向
(増配余力)
42.8%43.5%78.3%
配当方針DPS成長連続増配を基本方針高水準の継続を方針
足切り条件通過通過足切り

評価を比較すると、NTTの評価はKDDIと非常に似ており「優良企業」です。NTTの詳細はこちらで解説。
一方ソフトバンクは高配当・低株価・株主優待から人気のある企業ですが、配当性向が高く、財務面に懸念があるため注意が必要です。

より詳細なKDDI・NTT・ソフトバンクの比較、および通信セクターに対する投資方針について、下の記事で解説しています。
【通信3社比較】KDDI・NTT・ソフトバンクの配当金と買い時の株価

おまけ:株主優待はPontaか自社製品

KDDIは、株主優待を設けています。(出典:KDDIの株主優待ページ)
*2025年4月に株式分割を行なっています。

  • 内容:Pontaポイントまたはローソン/成城石井の製品詰め合わせ
  • 長期優待:5年以上の保有で優遇あり
  • 権利確定日:3月末
  • 優待案内発送:6月

まとめ:KDDIのポイント

最後に、今回の分析の結論をまとめます。

【👍魅力的なポイント】

  • 安定した増配実績:23期連続増配、10年で2.6倍に増配。
  • DPS成長:1株配当金の成長から、連続増配、非減配を目指している。
  • 参入障壁の高い事業:通信業は多額の初期投資が必要なため、新規参入が困難。

【⚠️注意すべきポイント】

  • 負債額の増加:積極的な事業投資を行う一方、負債額が増加している。
  • 競争の激化:格安SIMの普及により価格競争が激化、顧客減や価格減につながると利益が下がる。

【投資判断】
 結論として、KDDIは安定した成長を長期で積み上げてきた「優良企業」です。ただし、高値掴みは禁物。買い時分析から導き出した目安は「配当利回り3.3%以上」です。決めた基準を守って投資することが成功の鍵となります。

今回のような詳細な企業分析は、難しく感じるかもしれません。しかし、適切なツールを使えば、誰でもスマホ1台10分で優良企業を見つけ出すことができます。

この記事の分析も、マネックス証券の「銘柄スカウター」を活用しています。無料で使える強力なツールなので、あなた自身の力で次のKDDIを見つけるために、ぜひ使い方をマスターしてみてください。

また、次の記事で。

⚠️当サイトは、情報提供が目的であり特定銘柄を推奨しておりません。投資判断は、自己責任でお願いします。

【オススメ】使うだけで100万得する!マネックス証券の銘柄スカウター使い方10選

【補足】連続増配株ランキング ベスト20

連続増配を続けている企業をランキングで20社紹介します(2025年9月1日時点)。

順位連続増配年数企業名業種事業内容
1位35年花王化学「ビオレ」や「アタック」など、日用品や化粧品の製造販売
2位27年SPK卸売自動車の修理や車検で使用する部品の販売
3位26年三菱HCキャピタルその他金融企業向けに機械や設備を貸し出す(リース)会社
4位25年小林製薬医薬品「熱さまシート」など、医薬品や日用品を開発・販売
4位25年ユー・エス・エス小売中古車を業者間で売買するためのオークション会場を運営
4位25年リコーリースその他金融コピー機など事務機器を中心にリースや融資を行う
7位23年ユニ・チャーム化学「ムーニー」や「シルコット」など、おむつや生理用品の製造販売
7位23年リンナイ金属製品給湯器やコンロなど、ガスを使った生活機器の製造
7位23年KDDI情報・通信「au」ブランドで携帯電話サービスを提供する大手通信会社
7位23年沖縄セルラー電話情報・通信沖縄県で「au」ブランドの携帯電話サービスを提供する会社
7位23年サンドラッグ小売医薬品や化粧品を販売するドラッグストアチェーン
12位22年サンエー小売沖縄県でスーパーやレストラン、衣料品店などを展開
12位22年パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス小売「ドン・キホーテ」などのディスカウントストアを運営
14位21年ロート製薬医薬品「ロートZi:」などの目薬や、「肌ラボ」などの化粧品の製造販売
14位21年栗田工業機械工場などで使われる水をきれいにする装置や薬品の製造販売
14位21年高速卸売食品工場で使うトレーやラップなどの包装資材の販売
14位21年ニトリホールディングス小売家具やインテリア用品の販売
18位20年プラネット情報・通信日用品メーカーと卸売業者の間で受発注データをやり取りするシステムを提供
18位20年芙蓉総合リースその他金融企業向けに様々な設備や不動産などを貸し出す(リース)会社
18位20年みずほリースその他金融企業向けに機械や情報機器などを貸し出す(リース)会社

引用 「連続増配ランキング ベスト20」ダイヤモンド・ザイ

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