広告|サイト内にPRを含みます。

- 配当金も株価も成長する優良企業を見つけたい
- 銀行セクターはどこに投資すればいいの?
- 三井住友FGの買い時を知りたい
配当利回りと知名度・話題性で、投資先を決めていませんか?
私は高値掴み…含み損…減配…と失敗を繰り返してきました。雰囲気で投資先を決め、企業の抱えるリスクを見落としてきたのが原因です。
企業分析・買い時分析・競合比較を行うことで、根拠に基づいた投資の重要性を学びました。10年間投資を続け、保有する47企業中44企業でプラス、含み益+650万円を達成しています(2026年1月時点) 。

この記事では三井住友FGの「企業分析」「買い時分析」「競合比較」について、徹底解説します。
最後まで読めば、企業の本質的な価値と競合との優劣を見極める具体的な方法がわかります。高値掴みを避け、再現性のある堅実な配当株投資を始めましょう。
三井住友FGは日本を代表するメガバンクの一角であり、高い知名度と株主還元によって投資家に人気な企業です。分析の結果、ポートフォリオの主力となる「優良企業」、買い時は「配当利回り4.4%以上」となりました。
▼三井住友FGの企業分析
| 項目 | 評価 | 内容 |
|---|---|---|
| 業種 | 景気敏感 | 銀行業 (大手銀行) |
| 売上高 | 右肩上がり | 長期で上昇傾向 コロナで一時減 |
EPS | 右肩上がり | 21年に減少 翌年に回復 |
| ROE | 8.02% | 8%前後を推移 |
| PBR | 1.29倍 | 最大値を更新 |
| 自己資本比率 | 4.8% | 銀行業特有の低比率 |
| 配当金 | 右肩上がり | 16年非減配 |
| 配当性向 | 40.3% | 30%〜50% |
| 配当方針 | 累進配当 | 配当性向40% 累進配当 |
▼三井住友FGの買い時分析

- 買い時 4.4%以上
- 買い時で購入できた日数は1,038日
10年間(2,465日)のうち42%の営業日
▼三井住友FGの競合比較
| 項目 | 三井住友FG | 三菱UFJ | みずほ |
|---|---|---|---|
| 概要 | 8316 プライム | 8306 プライム | 8411 プライム |
| 売上高 | 右肩上がり | 右肩上がり | 右肩上がり |
| EPS | 右肩上がり | 右肩上がり | 右肩上がり |
| ROE | 8.02% | 9.29% | 8.57% |
| PBR | 1.29倍 | 1.52倍 | 1.48倍 |
| 自己資本比率 | 4.8% | 5.0% | 3.6% |
| 配当金の推移 | 非減配16年 | 非減配16年 | 長期で増減なし、直近上昇 |
| 配当性向 | 40.3% | 40.0% | 39.9% |
| 配当方針 | 配当性向40%、累進配当 | 配当性向40%、累進配当 | 毎期5円増配 |
🎙【忙しい方向け】AIによる記事要約ラジオ🎧
[再生時間:5分43秒]
通勤中や家事育児の合間にどうぞ。

【初めての方へ】2つの分析方法を解説

三井住友FGの解説をする前に、私が行っている2つの分析方法について紹介します。配当株投資で成功するために、分析を行う目的は2つです。
- 企業分析から、優良な企業を選ぶ
- 買い時の分析から、高値掴みをしない購入タイミングを決める
上場企業約4,000社の中から、「配当金も株価も成長する優良企業」を見つけます。売上高やROEなどを項目ごとに分析し、基準値を満たす企業を選びます。
どれだけ優良企業であっても、高値掴みは配当金と資産の成長にとってマイナスです。高値掴みを避けるため、データに裏付けられた買い時を判断します。
「企業分析」で優良企業を見つける
4,000社ある膨大な日本企業の中から、分析する価値のある有望な企業だけに絞り込みます。
5つの条件で、足切りをする
- ROE(自己資本利益率) 8%以上(収益性)
- 自己資本比率 20%以上(財務健全性)
- 配当性向 50%以下(配当金の持続性)
- 配当利回り 2%以上(最低限のリターン)
- 平均売上高成長率 0%以上(成長性)
この5つの条件は、「配当金」と「資産」の成長を狙うための最低ラインです。企業の「稼ぐ力・安定性・成長性」をバランス良く見ることで、優良企業の候補を効率的に見つけ出します。
優良企業の候補から下記の項目をそれぞれ評価します。
| 項目 | 優秀 | 良 | イマイチ or NG |
|---|---|---|---|
| 売上高 (企業の収入) | 安定した右肩上がり | ジグザグでも右肩上がり | 右肩下がり |
| EPS (稼ぐ力) | 右肩上がり | 横ばい | 右肩下がり |
| ROE (収益性) | 12%以上 | 10%以上 | 8%以下 |
| PBR (純資産に対する割安さ) | 1倍以下 | 1倍〜1.3倍 | 1.3倍より上 |
| 自己資本比率 (財務健全性) | 60%以上 | 30%以上 | 20%未満 |
| 配当金の推移 | 連続した増配傾向 | 増配傾向 | 減配実績あり |
| 配当性向 (増配余力) | 30%以下 | 50%以下 | 50%以上 |
| 配当方針 | DOE、累進配当 | 配当性向を目標 | 設定なし |
売上高・EPS・配当金の推移を重視しつつ、多くの項目で良い評価を獲得している企業が、優良企業となります。ROE・PBRや自己資本比率は、ビジネスモデルが影響するため業種による傾向があります。1社の分析だけで判断せず、競合比較することが重要です。

長期的に安定かつコツコツ成長している企業を評価します。
企業分析の詳細については、下記の記事で解説しています。
【再現性あり】失敗しない配当株の選び方|初心者がハマる高配当の罠を解説
「買い時分析」で、高値掴みを避ける
優良企業でも高値掴みを避けることが重要です。10年間の配当利回りを2つの方法で分析して、根拠のある買い時を特定します。
- 10年間の全体を分析:高値掴みを避けた買い時を決める。
- 暴落時の分析:暴落時の最安値、「最大配当利回り」を確認する。
10年間分ある配当利回りのデータは、Pythonで解析しています。
🔍10年間の全体を分析
各営業日の最低株価と実績配当金のデータを使用して、「最大配当利回り」と「ヒストグラム」をグラフ化します。
「買い時の利回りで購入できる日は、10年間で何日あったか?」を統計的に評価し、高値掴みをしない「買い時」を決めます。
- 最大配当利回りのグラフ
- 10年間の配当利回りにおける、中央値とサポートライン(投資家に意識されている利回り)を確認。
- ヒストグラム
- 利回りごとの営業日数をカウント。サポートライン以上で、購入できた日数の割合を計算する。
▼参考例:グラフとチェックリスト

- 中央値
- サポートライン
- 買い時の利回りで、購入できた日は何日あるか
次に、暴落時の最大利回りを確認します。暴落の基準として、サーキットブレーカーの発動を目安にしています。
暴落時の分析
サーキットブレーカーが発動した、下記タイミングの最大利回りを確認します。
- 2020年3月
新型コロナウイルスによるショック - 2024年8月
日銀の金融政策変更によるショック - 2025年4月
米国のトランプ関税によるショック
株を購入するタイミングは、買い時の配当利回りまで株価が下がったときです。買い時からさらに株価が下がったときに、追加で購入を行います。暴落時の最大利回りになるまで株価が下がった場合、購入予定の株数まで購入します。

高値掴みのリスクを避けるため、購入するタイミングは3回に分散します。
買い時と購入タイミングの分散については、詳細を下記の記事で解説しています。
【データで判断】配当株投資の「買い時」を解説|高値掴みを避ける分析法
三井住友FGの企業分析

最初に5つの足切り条件で、「配当金と株価が成長する優良企業の候補」を絞り込みます。銀行セクターの場合は、足切り条件から自己資本比率を除外します。
銀行は「顧客からお金を預かるビジネス」です。預金は会計上「顧客に返す必要があるお金=負債」となるため、預金が集まるほど自己資本比率が低くなります。

財務健全性は分析の中、CET1比率で評価します。
銀行セクターの大手銀行において、9社→3社に絞り込むことができました。

残った3社の中から三井住友FGが優良企業か確かめるため、より詳細を深掘りします。
また三菱UFJ・三井住友FG・みずほFGを比較することで、大手銀行のどこへ投資すべきかを解説します。
▼足切り条件で、三井住友FGを評価
| 項目 | 合格基準 | 三井住友FG |
|---|---|---|
| 収益性 | ROE 8%以上 | 8.02% |
20%以上 | ー(除外) | |
| 配当金の持続性 | 配当性向 50%以下 | 40.3% |
| 最低限のリターン | 配当利回り 2%以上 | 3.08% |
| 成長性 | 売上高成長率 0%以上 | 7.7% |
(2026年1月)
三井住友FGの特徴
三井住友FG(SMBCグループ)は、幅広い事業を傘下に持つ「複合金融グループ」です。国内・海外・個人・法人それぞれをターゲットに自社サービスを連携して、あらゆるニーズに対応する体制を整えています。
🏦三井住友FGの代表企業
三井住友銀行、SMBC日興証券、SMBC信託銀行、三井住友カード
🎫三井住友FGのサービス
- Olive:銀行口座、決済、証券などを一体管理するデジタル金融サービス
- 資産運用:投資信託やファンドラップの販売
- クレジットカード:三井住友カードやセディナによる決済サービス
- カードローン:プロミス、モビット等の消費者向け金融商品
- 銀行業以外の強固な国内・海外基盤
- 本業である銀行業以外に、国内では個人向けに「クレジットカード会員数やカードローン残高でNo.1」のポジションを獲得しています。海外ではプロジェクトファイナンス(世界第2位)や航空機リース(世界第5位)など、特定の分野で世界屈指の競争力を持っています。
- 「Olive」と「Vポイント経済圏」
- 「Olive」は、銀行・決済・証券を集約したアプリです。利便性の高さとVポイント連携を強みにして、Vポイント経済圏による顧客の囲い込み戦略をとっています。
- アジア戦略
- インド・インドネシア・ベトナム・フィリピンの4カ国で「マルチフランチャイズ戦略」を推進しています。今後、アジアの成長を直接取り込むために独自のビジネスモデルを持っています。
三井住友FGの属する銀行セクター(大手銀行)について解説します。
- 景気敏感株
- 景気の動向に強く影響を受けます。リーマンショックや新型コロナショック時は、業績も株価も下落しています。
- ストックビジネス
- 金利収入や手数料収入など、一度サービスを利用すると継続的に収入が見込めるビジネスモデルを持ちます。
- 金利のある世界
- 日銀の金融政策が方向転換し、政策金利の引き上げを行っています。各種ローンの金利が上昇することで、本業の増収が見込まれています。そのため、株価が上昇している傾向にあります。
売上高○:長期で上昇、10兆円規模
売上高のポイントをチェック【Click🔍】
売上高は、企業の成長性を示す指標であり、事業投資および配当金の源泉です。株価および配当金の成長性を判断する上で、安定した売上の成長が重要。
- ◎:長期で連続した綺麗な右肩上がり
- ○:長期で右肩上がり
- ×:成長していないor減少傾向

売上高 10兆1,748億円(2025年3月期)
売上高は右肩上がりで成長し、過去最高を更新しています。2021・2022年には減少していますが、コロナショックおよびグループ事業の再編によるものです。再編にともなって下記の企業が非連結になり、2019年から連結売上高より除外しています。
- 三井住友ファイナンス&リース
- 関西アーバン銀行
- みなと銀行
EPS◎:右肩上がり成長、10年で約2倍
EPSのポイントをチェック【Click🔍】
EPS=純利益÷発行済み株式数
1株あたりの利益を示す指標。
企業の使命は、EPSを成長させることです。事業投資などで純利益が下がると、一時的にEPSも下がります。EPSの成長は増配期待につながるため、長期での増加傾向が重要。
- ◎:一時的な上下があっても増加傾向
- ○:横ばいで推移
- ×:減少傾向

EPS 305.4円(2025年3月)
長期的に上昇傾向にあります。売上高の減少に連動し、2021年には減少。2022年には数字を戻し、その後305円まで成長しています。
ROE△:8%前後を推移
ROEのポイントをチェック【Click🔍】
ROE=純利益÷自己資本×100
自己資本をいかに効率的に使って利益を出しているかを示す指標。
ROEが高いほど「収益性」の高い企業、日本企業の平均ROEは8〜9%(大和総研)です。一方、自己資本が少ない(=借金過多)ため、ROEが高い場合に注意。
- ◎:12%以上
- ○:10%以上
- △:8%以上
- ×:8%未満

ROE 8.02%(2025年3月)
長期的に8%前後を安定して推移しています。
2009年の大幅なマイナスは、リーマンショックの影響です。
PBR○:日銀の金融政策を受けて上昇1.29倍
PBRのポイントをチェック【Click🔍】
PBR=株価÷1株あたりの純資産
企業の保有する純資産に対して、株価の割安さを示す指標。
PBR1倍以下は、企業の純資産に対して企業価値が低い状態(例:1万円の入った財布が、1万円以下で売られている状態)。PBRが高い場合でも、企業評価として問題はない。
東証はPBR1倍以下の企業に改善策を要請している(日本経済新聞)。そのため、1倍以下の企業は、企業価値を上げるために増配や自社株買いが期待できます。
- ◎:1倍以下
- ○:1〜1.3倍
- △:1.3倍より上

PBR 1.29倍
長らく割安で放置されており、PBR1倍を大きく割れていました。日銀の金融政策が変更され、金利の上昇に伴う収益への期待感から、株価とともにPBRも右肩上がりで増加しています。
自己資本比率:4.8%銀行特有の低さ
自己資本比率のポイントをチェック【Click🔍】
自己資本比率=純資産÷総資産×100
企業の「財務健全性」を示す指標。
自己資本比率が高いほど借金が少なく倒産リスクが低いため、不況時でも配当を維持しやすい安定性があります。大規模な事業投資により一時的に借金が多くなることがあるため、傾向も合わせて確認することが重要。
- ◎:60%以上
- ○:30%以上
- △:20%以上
- ×:20%未満

自己資本比率 4.8%(2025年3月)
銀行業は顧客の預金を預かる関係上、現金と共に負債が大きくなる構造になっています。そのため、自己資本比率では銀行の正しい財務状況を見極めることができません。そこで、バーゼル規制で決められているCET1比率を確認して、銀行の財務状況を判断します。
🚨バーゼル規制とCET1
リーマンショックの反省から、「国際決済銀行」が世界共通の厳格なルールを作っています。このバーゼル規制により、CET1比率を一定以上に保つ必要があります。
- CET1比率の構成は「出資金+内部留保」です。CET1に「優先株」や「劣後債」を含めたものが、自己資本になります。
メガバンクはCET1比率を最低8%以上にする必要があり、8%を満たさない場合は金融庁から改善指示がでます。
三井住友FGの中期経営戦略では、CET1比率の目標を10%としています。2019年にこれを達成、2025年はCET1比率10.2%で維持し、盤石な財務健全性を持っています。

配当金◎:非減配16年、10年増配率10.09%
配当金のポイントをチェック【Click🔍】
配当金は、配当株投資における最終目標。
長期で安定的に成長している企業を厳選。原則、過去に減配や無配転落をしていない企業を選びます。ただし、世界的な経済ショック(コロナショックなど)により、短年のみ減配している企業は、よく分析して判断します。
- ◎:安定的、連続的な増配傾向
- ○:断続的に長期で増配傾向
- ×:減配or無配実績がある

1株配当金 122円(2025年3月)
2009年にリーマンショック時での減配以来、16年非減配を続けています。2021年の減収時も配当金を維持しており、安心感を持って保有できる銘柄です。配当金は、10年で2.6倍(46.67円→122円)に成長。
増配率(10年平均)
増配率を計算した結果、10年平均増配率(CAGR)は10.09%です。
▼10年平均増配率(CAGR)の計算式
10.09%=(122円÷46.67円)(1÷10年)−1

増配率の計算とポートフォリオの運用について、こちらで詳細を解説しています。
配当性向○:40%前後で推移、余力あり
配当性向のポイントをチェック【Click🔍】
配当性向=配当金の支払い総額÷純利益×100
配当金の継続可能性を示す指標。
減配することなく継続が可能か、増配する余力が残っているかを判断します。配当性向100%で利益の全てを配当金に当てている状態、100%以上で借金or貯金から支払っている状態です。
- ◎:30%以下
- ○:50%未満
- ×:50%以上

配当性向 40.3%(2025年3月)
30〜50%の範囲で配当を出しており、増配の余力があります。EPSが減少した2021年には、配当金を維持したことで50%程度まで増加。しかし、翌年には40%程度まで戻しています。
配当方針◎:累進配当、配当性向40%
配当方針のポイントをチェック【Click🔍】
企業と株主の約束であり、企業の還元姿勢を確認します。IR資料をチェックし、意味のある配当方針を掲げていること重要です。配当金の維持や成長に関連した方針を評価し、「安定的な配当を継続する」といったお気持ち表明の方針は評価しません。
- ◎:累進配当制度やDOE制度など
- ○:配当性向を目標にしている
- ×:明確な配当方針がない

累進的配当、配当性向40%(2025年度:決算説明資料)
「減配せず、配当維持または増配を行う」累進配当を導入しています。配当性向40%を目安にしているため、EPSが増加すれば配当金も連動して増加させる方針です。配当金の下限を設け、増配の目安も示している、良い配当方針です。
企業分析のまとめ:三井住友FGは優良企業
ここまでの分析内容について、まとめます。
| 項目 | 評価 | 内容 |
|---|---|---|
| 業種 | 景気敏感 | 銀行業 (大手銀行) |
| 売上高 | 右肩上がり | 長期で上昇傾向 コロナ時に減少 |
EPS | 右肩上がり | 21年に減少 翌年に回復 |
| ROE | 8.02% | 8%前後を推移 |
| PBR | 1.29倍 | 最大値を更新 |
| 自己資本比率 | 4.8% | 銀行業特有の値 |
| 配当金 | 右肩上がり | 16年非減配 |
| 配当性向 | 40.3% | 30%〜50% |
| 配当方針 | 累進配当 | 配当性向40% 累進配当 |
三井住友FGはポートフォリオの主力になる「優良企業」です。
最大の魅力は、累進配当によって減配のない安定感がありながら、増配率10.09%で成長している点です。
日本では継続して金利の上昇が見込まれ、銀行の業績UPが期待されています。さらにOliveやVポイント経済圏といった独自の強みで、事業規模の拡大に注目しています。
- 三井住友FGに行った優良企業を見つける企業分析は、【銘柄スカウター】で効率的になります。銘柄スカウターの使い方10選はこちら。
三井住友FGの買い時分析

三井住友FGの配当利回りを分析し、買い時を決めます。
- 10年間の全体を分析:高値掴みを避けた買い時を決める。
- 暴落時の分析:暴落時の最安値、「最大配当利回り」を確認する。
三井住友FGの買い時は、配当利回り4.4%以上

10年間で営業日は2,465日ありました。配当利回りの中央値は4.0%です。グラフから下記の特徴を探し、市場が意識しているサポートラインを設定します。
- ヒストグラム:が集中している利回り
- 最大配当利回り:利回り推移の山谷
📉三井住友FGのサポートライン
- 中央値より下:3.2%
- 中央値より上:4.4%、5.2%
「サポートラインの利回りで購入できる日は、10年間で何日あったか?」の統計を調査し、買い時を決めます。

- サポートライン 3.2% ×
- 購入できた日数:1,964日
10年間(2,465日)で、79.7%の営業日数
→79.7%のタイミングは多い、高値掴み - サポートライン 4.4% ○
- 購入できた日数:1,038日
10年間(2,465日)で、42.1%の営業日数
→買い時と判断 - サポートライン 5.2% ×
- 購入できた日数:321日
10年間(2,465日)で、13.0%の営業日数
→10年で321日しかないのは、機会損失

日銀の金融政策が方向転換したことを受け、株価が上昇。現在、10年で最も低い配当利回りです。
新型コロナショック時、利回り7.2%まで暴落

暴落時につけた株価の最安値から、最大利回りを計算します。暴落の基準として、サーキットブレーカーが発動したときの最大利回りを確認します。
- 新型コロナウイルスによるショック
- 最大利回り:7.2%(2020年3月)
- 日銀の金融政策変更によるショック
- 最大利回り:3.5%(2024年8月)
- 米国のトランプ関税によるショック
- 最大利回り:4.8%(2025年4月)

2025年4月に利回り4.5%(2,667円)のときに購入しました。
まとめ:【2025年度版】買い時の株価

買い時分析の結果
- 買い時:4.4%(1,038日、42.1%の営業日)
- 暴落時の最大利回り:7.2%(2020年3月)
分析した配当利回りから、三井住友FGにおける購入タイミングの株価を計算します。2025年度の予定配当金1株あたり157円を使用。
- 買い時 4.4%
- 配当金157円、利回り4.4% → 株価3,568円
- 暴落時の最大利回り 7.2%
- 配当金157円、利回り7.2% → 株価2,181円
買い時の株価3,568円まで下落したときに、1回目の購入を行います。暴落時には最大2,181円まで下がる覚悟し、購入するタイミングを分散します。
- タイミングを分散する購入方法について、こちらで解説しています。
三井住友FGの競合比較

三井住友FGの競合として、三菱UFJとみずほFGを比較します。
▼三井住友FGの競合比較
| 項目 | 三井住友FG | 三菱UFJ | みずほFG |
|---|---|---|---|
| 概要 | 8316 プライム | 8306 プライム | 8411 プライム |
| 売上高 | 右肩上がり | 右肩上がり | 右肩上がり |
| EPS | 右肩上がり | 右肩上がり | 右肩上がり |
| ROE | 8.02% | 9.29% | 8.57% |
| PBR | 1.29倍 | 1.52倍 | 1.48倍 |
| 自己資本比率 | 4.8% | 5.0% | 3.6% |
| 配当金の推移 | 非減配16年 | 非減配16年 | 長期で増減なし、直近上昇 |
| 配当性向 | 40.3% | 40.0% | 39.9% |
| 配当方針 | 配当性向40%、累進配当 | 配当性向40%、累進配当 | 毎期5円増配 |
3社を比較すると、景気による影響が大きく、業績の動きが似ている傾向があります。3社とも優良企業であり、ポートフォリオのメインになる企業です。特に三井住友FGと三菱UFJは、業績から配当方針までそっくりです。
三菱UFJは下記で解説しています。
【三菱UFJ】配当利回り3.7%が買い時!10年で3.6倍に増配
- 三井住友FG:非減配16年かつ累進配当。配当金の安定感最強。
- 三菱UFJ:メガバンク最大手かつ非減配16年。迷ったときの鉄板。
- みずほFG:今まで配当金が停滞。2025年から毎期5円増配。


私の方針として、三井住友FGと三菱UFJを優先的に買い時を待機しながら、みずほFGの動向を監視しています。
まとめ:ポートフォリオのコアとして保有


最後に、今回の分析の結論をまとめます。
【👍魅力的なポイント】
- 金融政策の変更から、銀行の収益増に期待が見込める
- 累進配当を取り入れ、安心して長期保有ができる
- Vポイント経済圏やアジア戦略など、独自の強みを持つ
【⚠️注意すべきポイント】
- 景気敏感であり、資源価格の暴落や景気後退の影響を大きく受ける
【📝投資判断】
三井住友FGは「ポートフォリオのメインとなる優良企業」であり、「Olive」や「Vポイント経済圏」「アジア展開」に強みを持っています。 ポートフォリオのセクター内で、三井住友FGと三菱UFJをバランスよく保有することを目指しています。
【⏳買い時】
買い時は「配当利回り4.4%以上」(株価3,568円 ※2025年度配当157円)です。 この水準は10年間で42%の取引日で到達しており、高値掴みを避けて購入できる現実的なラインです。
今回のような詳細な企業分析は、難しく感じるかもしれません。しかし、適切なツールを使えば、誰でもスマホ1台10分で優良企業を見つけ出すことができます。
この記事の分析も、マネックス証券の「銘柄スカウター」を活用しています。無料で使える強力なツールなので、あなた自身の力で次の三井住友FGを見つけるために、ぜひ使い方をマスターしてみてください。
また、次の記事で。
- ⚠️当サイトは、情報提供が目的であり特定銘柄を推奨しておりません。投資判断は、自己責任でお願いします。

