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この記事の結論
- 大阪ガスは「優良企業」
- 買い時は配当利回り2.5%以上
配当130円として、株価5,200円以下
※買い時について、過去10年のデータを使った統計分析から客観的に導き出しています。

- 配当金も株価も成長する優良企業を見つけたい
- 大阪ガスってどんな企業?
- 買ってもいいの?買い時は?
配当利回りと知名度で、なんとなく投資先を決めていませんか?
その判断が将来の配当額を大きく左右します。
📉話題性で飛びつき、高値掴み。
💦含み損に耐えきれず損切り。
⬇️そして減配…。
私も同じ失敗を繰り返しました。雰囲気で企業を選び、リスクを見落としたことが原因です。
今では「企業分析・買い時分析・競合比較」を徹底し、保有47銘柄中、44銘柄が含み益です。含み益の合計は905万円(2026年7月時点)。

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この記事では企業分析・買い時分析・競合比較から、再現性のある配当株投資を示します。
最後まで読むことで、次のことがわかります。
- 配当金も株価も成長する優良企業の見極め方
- 大阪ガスの投資判断と買い時
- 競合と比較した大阪ガスの特徴
大阪ガスは、近畿地方を中心に都市ガスと電気を届けるエネルギー企業です。海外での天然ガス事業や不動産なども手がけています。
原則減配をしない累進配当とDOE3.5%を掲げ、6期連続で増配しています。
▼企業分析の結果
| 項目 | 評価 | 内容 |
|---|---|---|
| 業種 | ディフェンシブ | ガス業 (都市ガス) |
| 売上高 | 長期で増収 | 2兆303億円 10年で約1.5倍 |
| EPS | 増加傾向 | 399.8円 過去最高を更新 |
| ROE | 8.74% | 中計目標の8%程度を上回る |
| PBR | 1.22倍 | 1倍を上回る水準 |
| 自己資本比率 | 54.4% | 中計目標の45%以上を維持 |
| 配当金 | 6期連続増配 | 120円 |
| 配当性向 | 30.7% | 増配の余力を残す水準 |
| 配当方針 | 累進配当 DOE3.5% | DOE3.5%を目指す |
2026年9月25日時点
▼買い時分析の結果
配当利回りの推移と日数ヒストグラム
▼ 買い時の基準利回りを調整できます
🔴 機会損失(〜20%)
🟢 買い時(30〜40%)
🔵 高値掴み(50%〜)
🟡 基準以上の期間
分析日数:10年間–日
▼競合比較
| 項目 | 大阪ガス | 東京ガス | 東邦ガス |
|---|---|---|---|
| 概要 | 9532 プライム | 9531 プライム | 9533 プライム |
| 売上高 | 長期で増収 | 長期で増収 | 長期で増収 |
| EPS | 上下しつつ増加 | 振れが大きい | 近年は水準が上昇 |
| ROE | 8.74% | 13.18% | 6.79% |
| PBR | 1.22倍 | 1.19倍 | 0.91倍 |
| 自己資本比率 | 54.4% | 44.1% | 59.0% |
| 配当金 | 6期連続増配 | 3期連続増配 | 5期連続増配 |
| 配当性向 | 30.7% | 16.8% | 26.5% |
| 配当方針 | 累進配当 DOE3.5% | 累進配当 EPS成長に合わせて増配 | 累進的な増配 |
2026年9月25日時点
大阪ガスの企業分析

企業分析から大阪ガスが「配当金も株価も成長する優良企業」か見極めます。

企業分析の詳細はこちらで解説しています。
大阪ガスの特徴
大阪ガスは、近畿地方で都市ガスを供給し、電気や海外事業へと領域を広げてきたエネルギー企業です。3つの事業が主な柱になります。
- 国内エネルギー
- 海外エネルギー
- ライフ&ビジネス ソリューション
配当株投資の目線で、大阪ガスの強みを3つ紹介します。
🔥暮らしを支える国内のガスと電気
国内エネルギー事業は、都市ガスの製造・供給・販売に加え、発電と電気の販売も担います。景気に左右されにくい生活インフラが、2026年3月期の売上の約8割を占める主力事業です。
ガス機器の販売や配管工事、LNG(液化天然ガス)の販売・輸送も、この事業に含まれます。
毎日の暮らしで使われるエネルギーの需要が、配当を支える土台になっています。
🌏海外とLBSも利益の柱
天然ガスの開発・投資を行う海外エネルギー事業と、不動産や情報サービスなどのライフ&ビジネス ソリューション(LBS)事業も利益を生んでいます。これは国内のガス需要だけに頼らない収益構造になります。
2026年3月期は、3事業の利益の合計のうち国内と海外がそれぞれ約4割、LBSが約2割を稼ぎました。
一方で海外の比重が大きいぶん、資源価格や為替の影響も受けやすくなります。
📣株主の声を映した配当方針
「事業環境の変動で短期的に利益が増減する中でも、配当の予見性を高めてほしい」。
大阪ガスは株主の意見に応え、累進配当とDOEを導入したと決算説明資料で説明しています。
その後も「増配にも振り向けてほしい」という声を受け、DOEの水準を引き上げて増配しました。
株主との対話を配当方針に反映している点は、長期保有の安心材料になると考えています。
売上高○:原料価格で上下しつつ10年で約1.5倍
🔰売上高とは?【ここをタップ👆】
売上高は、企業の成長性を示す指標であり、事業投資および配当金の源泉です。株価および配当金の成長性を判断する上で、安定した売上の成長が重要。
- ◎:長期で連続した綺麗な右肩上がり
- ○:長期で右肩上がり
- ×:成長していないか減少傾向

- 売上高 2兆303億円(2026年3月期)
- 10年前の約1兆3,200億円から約1.5倍に拡大
- エネルギー価格が高騰した2023年3月期がピーク
ガス料金には、原料価格の変動を料金に反映する原料費調整制度があります。
そのため売上高は、販売量だけでなく原料価格の動きでも上下します。
EPS◎:399.8円で過去最高を更新
🔰EPSとは?【ここをタップ👆】
EPS=純利益÷発行済み株式数
1株あたりの利益を示す指標。
企業の使命は、EPSを成長させることです。事業投資などで純利益が下がると、一時的にEPSも下がります。EPSの成長は増配期待につながるため、長期での増加傾向が重要。
- ◎:一時的な上下があっても増加傾向
- ○:横ばいで推移
- △:一時的な落ち込みから回復途上
- ×:減少傾向

- EPS 399.8円(2026年3月期)
- 前期比+13.6%、10年前の220.7円から約1.8倍
- 今期(2027年3月期)は379.5円(▲5.1%)と減益を予想
年ごとに上下の振れがありますが、長期的には右肩上がりで成長。
2023年3月期は落ち込んだものの、翌期は原料価格の時間差による増益もあって回復しています。
ROE△:8.74%で中計目標の水準は確保
🔰ROEとは?【ここをタップ👆】
ROE=純利益÷自己資本×100
自己資本をいかに効率的に使って利益を出しているかを示す指標。
ROEが高いほど「収益性」の高い企業と言え、日本企業のROEは平均的に8〜9%程度となります。一方、自己資本が少ない(=借金過多)ため、ROEが競合よりも高く算出される場合に注意。
- ◎:12%以上
- ○:10%以上
- △:8%以上
- ×:8%未満

- ROE 8.74%(2026年3月期)
- 利益が落ち込んだ2023年3月期は大きく低下
- 2030年代の早い段階でROE10%程度を目指す
中期経営計画2026は、今期(2027年3月期)のROE8%程度を目標にしています。
ただし過去10年では、最小3.4%から最大11.0%まで上下が大きい状態。
8%以上の水準を安定して保てるかが、今後の課題だと考えています。
PBR○:1.22倍で純資産をやや上回る評価
🔰PBRとは?【ここをタップ👆】
PBR=株価÷1株あたりの純資産
企業の保有する純資産に対して、株価の割安さを示す指標。
PBR1倍以下は、企業の純資産に対して企業価値が低い状態(例:1万円の入った財布が、1万円以下で売られている状態)。PBRが高い場合でも、企業評価として問題はない。
東証はプライム・スタンダード市場の全上場会社に、資本コストや株価を意識した経営を要請している(日本経済新聞)。そのため、1倍を下回る企業では、企業価値を上げる施策の一つとして増配や自社株買いが行われることがあります。
- ◎:1倍以下
- ○:1倍超〜1.3倍以下
- △:1.3倍超

- PBRは1.22倍(2026年9月25日時点)
- 2025年の後半から1倍を上回る水準へ
自己資本比率○:54.4%で中計目標の45%以上を維持
🔰自己資本比率とは?【ここをタップ👆】
自己資本比率=純資産÷総資産×100
企業の「財務健全性」を示す指標。
自己資本比率が高いほど借金が少なく倒産リスクが低いため、不況時でも配当を維持しやすい安定性があります。大規模な事業投資により一時的に借金が多くなることがあるため、傾向も合わせて確認することが重要。
- ◎:60%以上
- ○:30%以上
- △:20%以上
- ×:20%未満

- 自己資本比率 54.4%(2026年3月期)
- 2020〜2021年3月期を底に上昇傾向
中期経営計画2026では、財務健全性の目安として自己資本比率45%以上を掲げています。
格付けも高く、R&IではAA+です。会社は高い格付けで資金調達コストを抑えていることを強みとしています。
配当金○:6期連続増配、10年で約2.4倍
🔰配当金とは?【ここをタップ👆】
配当金は、配当株投資における最終目標。
長期で安定的に成長している企業を厳選。原則、過去に減配や無配転落をしていない企業を選びます。ただし、世界的な経済ショック(コロナショックなど)により、単年のみ減配している企業は、よく分析して判断します。
- ◎:安定的、連続的な増配傾向
- ○:断続的に長期で増配傾向
- ×:減配または無配の実績がある

- 配当金 120円(2026年3月期)
- 2016〜2020年3月期は50円で据え置き
- 10年前の50円から、約2.4倍に成長
長期的な据え置きの期間があり、配当金が成長していませんでした。
一方、2021年3月期から6期連続で増配。
今期は130円(中間65円・期末65円)への増配を予定しています。
10年平均の増配率は9.15%です。
- 🔍10年平均増配率(CAGR)の計算
- ▼CAGRの計算式
9.15%=(120円÷50円)(1÷10年)−1
増配率の計算とポートフォリオの運用について、こちらで解説。
配当性向○:30.7%で増配の余力を残す
🔰配当性向とは?【ここをタップ👆】
配当性向=配当金の支払い総額÷純利益×100
配当金の継続可能性を示す指標。
減配することなく継続が可能か、増配する余力が残っているかを判断します。配当性向100%で利益の全てを配当金にあてている状態、100%を超えると、利益を超える分を借入金または内部留保から支払っている状態です。
- ◎:30%以下
- ○:30%超〜50%以下
- ×:50%超

- 配当性向 30.7%(2026年3月期)
- 利益が落ち込んだ2019年3月期前後や2023年3月期は一時的に上昇
- 2022年3月期は利益の伸びにより18.3%まで低下
利益が減った年でも減配をしていないため、配当性向は利益の増減に合わせて上下します。
配当方針◎:累進配当とDOE3.5%を明記
🔰配当方針とは?【ここをタップ👆】
企業と株主の約束であり、企業の還元姿勢を確認します。IR資料をチェックし、意味のある配当方針を掲げていることが重要です。配当金の維持や成長に関連した方針を評価し、「安定的な配当を継続する」といったお気持ち表明の方針は評価しません。
- ◎:累進配当制度やDOE制度など
- ○:配当性向を目標にしている
- ×:数値目標を伴う方針がない

- 原則、減配をしない累進配当が基本
- DOE3.5%を目指し、2026年3月期の中間配当から3.0%より引き上げ
- 上限800億円の自己株式の取得を今期末まで実施
2025年3月期に従来の「配当性向30%以上」から累進配当とDOEへ変更。
DOEは、1株あたり配当を1株あたり株主資本で割った指標です。
株主資本は配当性向ほど大きく上下しないため、減益の年でも配当が安定しやすい仕組みです。
結論、大阪ガスは優良企業
企業分析を確認(タップでひらく)
| 項目 | 評価 | 内容 |
|---|---|---|
| 業種 | ディフェンシブ | ガス業 (都市ガス) |
| 売上高 | 長期で増収 | 2兆303億円 10年で約1.5倍 |
| EPS | 増加傾向 | 399.8円 過去最高を更新 |
| ROE | 8.74% | 中計目標の8%程度を上回る |
| PBR | 1.22倍 | 1倍を上回る水準 |
| 自己資本比率 | 54.4% | 中計目標の45%以上を維持 |
| 配当金 | 6期連続増配 | 120円 |
| 配当性向 | 30.7% | 増配の余力を残す水準 |
| 配当方針 | 累進配当 DOE3.5% | DOE3.5%を目指す |
2026年9月25日時点
企業分析の結論として、大阪ガスは「優良企業」です。
累進配当とDOE3.5%により、配当を下支えする仕組みが整っています。6期連続増配と10年増配率9.15%という実績も伴います。
一方でROEは8%台にとどまり、海外事業や原料価格の影響で利益は年ごとに振れます。
投資する上での注意点
大阪ガスに投資する上で、注意すべき点は下記があります。
- 海外事業による利益の振れ:利益の約4割を海外エネルギー事業が稼ぎ、資源価格や為替で利益が振れる
- 原料価格の反映の遅れ:原料価格がガス料金に反映されるまでの時間差などで、年ごとの利益が上下する(2023年3月期のEPSは149.5円)
- 平均並みの収益性:ROEは8%台で、日本企業の平均と同じくらいの水準
配当方針の明確さは評価できますが、利益の振れは避けられません。だからこそ、どの株価で買うかが大切です。過去10年の配当利回りから買い時を見ていきます。
- 優良企業を見つける企業分析は、【銘柄スカウター】で効率的になります。銘柄スカウターの使い方は、下記の記事で解説しています。
【オススメ】使うだけで100万得する!マネックス証券の銘柄スカウター使い方10選
大阪ガスの買い時分析

高値掴みを避けるため、過去の配当利回りから大阪ガスの買い時を見極めます。私の行っている2つの分析を解説します。
⏳買い時の分析
10年間の配当利回りをPythonで分析し、「買い時で購入できる日は過去に何日あったか?」を統計的に評価します。
📉暴落時の分析
暴落時における株価の最安値から、市場がパニックに陥っているときの「最大配当利回り」を確認します。
- 銘柄スカウターを使った買い時分析と暴落時の分析について、詳細をこちらで解説しています。
配当利回り2.5%が買い時
過去10年間の配当利回りから、毎日の最大利回りをカウントしてヒストグラムを作成しました。
ヒストグラムの日数割合から、私は下記のタイミングを判断しています。
- 🟥上位20%以内は「機会損失」❌
- 🟩30〜40%は「買い時」⭕️
- 🟦50%以上は「高値掴み」❌
- 20〜30%と40〜50%は、分布の偏りを見て判断する中間帯
大阪ガスにおける配当利回りの推移とヒストグラムは次になりました。
配当利回りの推移と日数ヒストグラム
▼ 買い時の基準利回りを調整できます
🔴 機会損失(〜20%)
🟢 買い時(30〜40%)
🔵 高値掴み(50%〜)
🟡 基準以上の期間
分析日数:10年間--日
- 配当利回り 2.7% ×
- 購入できた日数:253日
10年間(2,335日)で上位11%の日数
→11%しかないタイミングを待つのは機会損失 - 配当利回り 2.5% ○
- 購入できた日数:896日
10年間(2,335日)で、上位38%の日数
→買い時と判断 - 配当利回り 2.4% ×
- 購入できた日数:1,311日
10年間(2,335日)で、上位56%の日数
→50%以上もあるタイミングは高値掴み
暴落時は配当利回り3.19%まで上昇

暴落時につけた株価の最安値から、最大利回りを計算します。暴落の基準として、サーキットブレーカーが発動したときの最大利回りを確認します。
- 新型コロナウイルスによるショック
- 最大利回り:3.19%(2020年3月)
- 日銀の金融政策変更によるショック
- 最大利回り:2.71%(2024年8月)
- 米国のトランプ関税によるショック
- 最大利回り:3.06%(2025年4月)
買い時の株価は5,200円
分析した配当利回りから、大阪ガスにおける購入タイミングの株価を計算します。今期(2027年3月期)の予想配当金1株あたり130円を使用します。
- 買い時 2.5%
- 配当130円、利回り2.5%
→ 株価5,200円 - 暴落時の最大利回り 3.19%
- 配当130円、利回り3.19%
→ 株価4,075円
過去の暴落では、4,075円に相当する利回りまで上がりました。それを意識しつつ、買い時の株価5,200円以下で購入を検討します。
ガス業の競合比較

大阪ガスの競合として、東京ガスおよび東邦ガスを比較します。
配当株投資におけるガス業の特徴
ガス業は、海外から調達したLNGで都市ガスをつくり、導管で家庭や工場に届ける業種です。近年は電気の販売や海外事業にも広がっています。
- 👍強み
- 暮らしや産業に欠かせない生活インフラで、需要は景気に左右されにくい。配当を維持しやすい業種です。
- ⚠️弱み
- LNG価格や為替で利益が上下します。原料価格が料金に反映されるまで時間差があり、利益が大きく振れる年もあります。
利益の振れを吸収できる配当方針かどうかで、各社の差が出ます。
ガス業の足切り条件
マネックス証券の銘柄スカウターを使用し、ガス業の財務データを確認しました。

私が設けている足切り条件に対して、ガス業9社のうち3社にまで絞り込み。大阪ガスはその中の1社です。
東京ガスは配当利回り、東邦ガスはROEと配当利回りが基準に届きませんでした。この記事では、同じ都市ガス大手として比較します。
▼足切り条件での大阪ガスの評価
| 項目 | 合格基準 | 大阪ガス |
|---|---|---|
| 収益性 | ROE 8%以上 | 8.74% |
| 財務健全性 | 自己資本比率 20%以上 | 54.4% |
| 配当金の持続性 | 配当性向 50%以下 | 30.7% |
| 最低限のリターン | 配当利回り 2%以上 | 2.22% |
| 成長性 | 売上高成長率 0%以上 | 4.4% |
(2026年9月25日時点)
大阪ガスは5項目すべてで基準を満たしています。
大阪ガス・東京ガス・東邦ガスを比較
競合比較を確認(タップでひらく)
| 項目 | 大阪ガス | 東京ガス | 東邦ガス |
|---|---|---|---|
| 概要 | 9532 プライム | 9531 プライム | 9533 プライム |
| 売上高 | 長期で増収 | 長期で増収 | 長期で増収 |
| EPS | 上下しつつ増加 | 振れが大きい | 近年は水準が上昇 |
| ROE | 8.74% | 13.18% | 6.79% |
| PBR | 1.22倍 | 1.19倍 | 0.91倍 |
| 自己資本比率 | 54.4% | 44.1% | 59.0% |
| 配当金 | 6期連続増配 | 3期連続増配 | 5期連続増配 |
| 配当性向 | 30.7% | 16.8% | 26.5% |
| 配当方針 | 累進配当 DOE3.5% | 累進配当 EPS成長に合わせて増配 | 累進的な増配 |
※PBRは2026年9月25日時点
その中で配当株投資の観点から3社を比較すると、それぞれの特徴が鮮明に見えてきます。
- 大阪ガス:配当の見通しやすさを重視する人向け
- 大阪ガスは累進配当に加え、DOE3.5%という数値の目安を掲げています。2021年3月期から毎期増配し、10年増配率は9.15%です。
一方でROEは8%台にとどまり、2026年3月期は利益の約4割を海外事業が稼いだように、振れの要因もあります。配当の決まり方がはっきりした銘柄を選びたい人向けです。 - 東京ガス:利益成長に合わせた増配に期待する人向け
- 東京ガスは売上高2兆8,347億円と3社で最大です。累進配当を基本に、EPSの成長に合わせて増配する方針を掲げています。
ただし2026年3月期のEPS683.4円とROE13.18%は、特別利益で押し上げられた値です。今期のEPSは412.7円(▲39.6%)の会社計画で、利益の成長が増配を左右します。 - 東邦ガス:中計期間の増配を見込む人向け
- 東邦ガスは5期連続増配で、2028年3月期までの中計期間は累進的に増配する方針です。ただし期限付きの宣言で、今期の配当は22.5円の据え置きを予定しています。
ROEは6.79%と3社で最も低い水準です。2026年4月に1株を4株に分割したため、1株あたりの金額は他社と単純に比べられません。
よくある質問

Q1.配当金はいつ振り込まれる?(権利確定日はいつ?)
A. 「権利確定日は3月末・9月末」となっており、「6月初旬・11月下旬に入金」となります。
配当金を受け取るには、権利確定日の2営業日前に株を保有する必要があります。
Q2.大阪ガスの買い時の株価はいくらですか?
A. 過去10年の配当利回りの統計から「配当利回り2.5%以上、株価5,200円以下」がひとつの目安です。
配当予想が変われば目安も動きます。株価は日々変動するため、閲覧時点の最新株価・配当予想と比較してください。
Q3.大阪ガスは何株から買えますか?
A. 通常は100株単位ですが、単元未満株(S株など)なら1株から購入できます。
まとまった資金がなくても、少額から積み上げていけます。
Q4.大阪ガスはNISAで買えますか?
A. NISAの成長投資枠で購入できます。
売却益は非課税です。配当金も非課税で受け取ることができますが、受取方法を「株式数比例配分方式」に設定する必要があります。
Q5.大阪ガスの増配は今後も続きますか?
A. 原則、減配をしない累進配当とDOE3.5%を掲げ、今期も130円への増配を予定しています。
ただし今期のEPSは379.5円と、前期から減る見通しです。DOEは株主資本が基準のため、減益の年でも配当への影響は限られると考えます。
Q6.大阪ガスと東京ガス、どちらがいいですか?
A. 配当の決まり方の明確さを重視するなら大阪ガス、利益成長に合わせた増配に期待するなら東京ガスが候補です。
私の足切り条件を満たしたのは大阪ガスです。東京ガスの2026年3月期の利益は特別利益で押し上げられており、ROEやEPSの高さは割り引いて見る必要があります。
大阪ガスの投資判断まとめ

今回の分析をまとめます。
【📝投資判断】
大阪ガスは「優良企業」です。
累進配当とDOE3.5%を掲げ、2021年3月期から6期連続で増配しています。ROEは8%台で振れが課題ですが、私の足切り条件は5項目すべてを満たしました。
【⏳買い時】
配当利回り2.5%以上(株価5,200円以下)が目安です。
過去10年で上位38%の水準です。暴落時には利回りが3.19%まで上がった局面もあるため、一度に買わず段階的に買い下がる余地を残しておきます。

大阪ガスはまだ保有していません。目安まで下がったら購入を検討します。
【👍魅力的なポイント】
- 配当方針は、累進配当とDOE3.5%目標の二段構え
- 2021年3月期から6期連続で増配し、配当は10年で約2.4倍
- R&IでAA+を得ており、資金調達面にも強み
【⚠️注意すべきポイント】
- 海外事業の利益への寄与が大きく、資源価格や為替で振れる
- 原料価格の反映に時間差があり、年ごとの利益が上下しやすい
- 収益性を示すROEは8%台で、日本企業の平均並み
詳細な企業分析は、難しく感じるかもしれません。しかし、マネックス証券の「銘柄スカウター」を使えば、誰でもスマホ1台10分で優良企業を見つけ出すことができます。
次の優良企業を見つけるのは、あなた自身です。
【オススメ】使うだけで100万得する!マネックス証券の銘柄スカウター使い方10選
- ⚠️当サイトは、情報提供が目的であり特定銘柄を推奨しておりません。投資判断は、自己責任でお願いします。
この記事で参考にした資料
大阪ガス
東京ガス
東邦ガス
- マネックス証券 銘柄スカウター

