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この記事の結論
- INPEXは「優良企業」
- 買い時は配当利回り3.5%以上
配当112円として、株価3,200円以下
※買い時について、過去10年のデータを使った統計分析から客観的に導き出しています。

- 配当金も株価も成長する優良企業を見つけたい
- INPEXってどんな企業?
- 買ってもいいの?買い時は?
配当利回りと知名度で、なんとなく投資先を決めていませんか?
その判断が将来の配当額を大きく左右します。
📉話題性で飛びつき、高値掴み。
💦含み損に耐えきれず損切り。
⬇️そして減配…。
私も同じ失敗を繰り返しました。雰囲気で企業を選び、リスクを見落としたことが原因です。
今では「企業分析・買い時分析・競合比較」を徹底し、保有47銘柄中、44銘柄が含み益です。含み益の合計は905万円(2026年7月時点)。

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この記事では企業分析・買い時分析・競合比較から、再現性のある配当株投資を示します。
最後まで読むことで、次のことがわかります。
- 配当金も株価も成長する優良企業の見極め方
- INPEXの投資判断と買い時
- 競合と比較したINPEXの特徴
▼企業分析の結果
| 項目 | 評価 | 内容 |
|---|---|---|
| 業種 | 景気敏感 | 鉱業 (石油・天然ガスの開発・生産) |
| 売上高 | 長期で増収 | 2兆113億円 10年平均7.3%で成長 |
| EPS | 増加傾向 | 330.82円 2020年は赤字 |
| ROE | 8.23% | 2035年に10%以上が目標 |
| PBR | 0.85倍 | 過去5年は0.42〜1.20倍 |
| 自己資本比率 | 61.4% | 長期で財務健全 |
| 配当金 | 2020年に減配 | 10年で約5.6倍に成長 2021年から連続増配 |
| 配当性向 | 30.2% | 減少傾向 |
| 配当方針 | 累進配当 | 2027年度まで90円起点の累進配当 |
2026年10月13日時点
▼買い時分析の結果
配当利回りの推移と日数ヒストグラム
▼ 買い時の基準利回りを調整できます
🔴 機会損失(〜20%)
🟢 買い時(30〜40%)
🔵 高値掴み(50%〜)
🟡 基準以上の期間
分析日数:10年間–日
▼競合比較
| 項目 | INPEX | 石油資源開発 | K&Oエナジーグループ |
|---|---|---|---|
| 概要 | 1605 プライム | 1662 プライム | 1663 プライム |
| 売上高 | 長期で増収 | 長期で増収 | 長期で増収 |
| EPS | 増加傾向 | 増加傾向 | 増加傾向 |
| ROE | 8.23% | 9.25% | 8.31% |
| PBR | 0.85倍 | 0.74倍 | 0.90倍 |
| 自己資本比率 | 61.4% | 72.8% | 82.4% |
| 配当金 | 連続増配5期・減配あり | 減配あり | 連続増配4期・減配なし |
| 配当性向 | 30.2% | 31.1% | 17.2% |
| 配当方針 | 累進配当(〜2027年度) | 配当性向30%目安 | 累進配当・DOE3.0%目安 |
2026年10月13日時点
INPEXの企業分析

企業分析からINPEXが「配当金も株価も成長する優良企業」か見極めます。
- 企業分析で行う分析の詳細はこちらで解説しています。
INPEXの特徴
INPEXは、日本最大規模のエネルギー開発企業で、石油・天然ガスの探鉱・開発・生産を行っています。
▼主力の事業
🇦🇺 オーストラリア:イクシスLNG
🇦🇪 アブダビ:油田
🇯🇵 国内:南長岡ガス田・直江津LNG基地
配当株投資の目線で、INPEXの強みを3つ紹介します。
🚢イクシスLNGが稼ぎ頭
INPEXは、オーストラリアのガス田から液化天然ガス(LNG)をつくる「イクシスLNG」を、中心となって運営しています。会社の3つの事業の中で、いちばん稼いでいる事業です。
2025年12月期の利益は、イクシスが2,708億円。アブダビなどほかの海外事業が1,318億円、国内が225億円でした。
2026年1〜6月の利益は2,631億円で、1〜6月としては過去最高でした。原油価格の上昇と、イクシスの順調な生産が支えています。
🌏アバディLNGで次の成長へ
INPEXは2025〜2027年の3年間で、将来の成長のために合計1兆9,000億円を投資する計画です。大きな投資をする間も、株主への還元は安定して続ける方針。
いちばん大きな案件は、インドネシアの「アバディLNG」です。2027年の半ばごろに開発を正式に決め、2030年代の初めに生産を始めることを目指しています。
この計画は、原油1バレル70ドル・1ドル135円を前提にしています。
💰株主に返すお金は過去最高の見込み
INPEXは2026年8月、1,400億円の自社株買いを決めました。配当と合わせて株主に返すお金は、過去最高になる見込みです。
総還元性向は約53%の見込みで、会社が目標にする50%以上を上回ります。
会社は、利益が増えるのにあわせて、株主への還元も増やす方針です。
売上高○:長期で増収、2022年に2兆円台へ
🔰売上高とは?【ここをタップ👆】
売上高は、企業の成長性を示す指標であり、事業投資および配当金の源泉です。株価および配当金の成長性を判断する上で、安定した売上の成長が重要。
- ◎:長期で連続した綺麗な右肩上がり
- ○:長期で右肩上がり
- ×:成長していないか減少傾向

- 売上高 2兆113億円(2025年12月期)
- 10年前(2016年3月期)の1兆96億円から、約2倍に増加
- 今期(2026年12月期)は1兆9,730億円を予想
売上高は、原油・天然ガスの価格と為替で大きく動きます。2020年12月期は7,710億円まで減少。
売上高の10年平均成長率は7.3%です。
2022年12月期は、販売価格の上昇と円安が重なり、売上高が前期の約1.9倍になりました。

※図は主な3つの理由です。ほかに、その他の売上高の増加などがあります。
その後、原油の販売価格は下がりましたが、円安と販売量の増加で2兆円前後を保っています。
EPS◎:2020年の赤字をはさみ、300円台に増加
🔰EPSとは?【ここをタップ👆】
EPS=純利益÷発行済み株式数
1株あたりの利益を示す指標。
企業の使命は、EPSを成長させることです。事業投資などで純利益が下がると、一時的にEPSも下がります。EPSの成長は増配期待につながるため、長期での増加傾向が重要。
- ◎:一時的な上下があっても増加傾向
- ○:横ばいで推移
- △:一時的な落ち込みから回復途上
- ×:減少傾向

- EPS 330.82円(2025年12月期)
- 2020年12月期は−76.50円
- 2024年12月期に345.31円で最高
2026年8月に今期の当期利益の予想を4,500億円から5,100億円に引き上げました。実現すれば過去最高となります。
中東紛争の影響で、アブダビ事業の今期の販売見通しは5月時点から約3割減少。
一方、販売価格の上昇とイクシスの堅調な生産を見込んでいます。
ROE△:8.23%、2035年に10%以上が目標
🔰ROEとは?【ここをタップ👆】
ROE=純利益÷自己資本×100
自己資本をいかに効率的に使って利益を出しているかを示す指標。
ROEが高いほど「収益性」の高い企業と言え、日本企業のROEは平均的に8〜9%程度となります。一方、自己資本が少ない(=借金過多)ため、ROEが競合よりも高く算出される場合に注意。
- ◎:12%以上
- ○:10%以上
- △:8%以上
- ×:8%未満

- ROE 8.23%(2025年12月期)
- 2020年12月期は赤字で、−3.9%
- 2035年に、ROE10%以上を目指す
中期経営計画の期間(2025〜2027年)は、ROEで株主資本コストを上回ることを目標にしています。
2022年12月期はグラフに表示がありません。
国際会計基準で計算し直した値は13.5%です(2023年12月期の有価証券報告書)。
PBR◎:0.85倍、過去5年は0.42〜1.20倍
🔰PBRとは?【ここをタップ👆】
PBR=株価÷1株あたりの純資産
企業の保有する純資産に対して、株価の割安さを示す指標。
PBR1倍以下は、企業の純資産に対して企業価値が低い状態(例:1万円の入った財布が、1万円以下で売られている状態)。PBRが高い場合でも、企業評価として問題はない。
東証はプライム・スタンダード市場の全上場会社に、資本コストや株価を意識した経営を要請している(日本経済新聞)。そのため、1倍を下回る企業では、企業価値を上げる施策の一つとして増配や自社株買いが行われることがあります。
- ◎:1倍以下
- ○:1倍超〜1.3倍以下
- △:1.3倍超

- 現在のPBRは0.85倍(2026年10月13日時点)
- 過去5年は0.42〜1.20倍の範囲で推移
- 最大値の1.20倍は、2026年春
資本効率の改善に取り組む方針です。株主価値の拡大につながる案件に絞った成長投資や、株主還元を通じた自己資本のコントロールで改善するとしています。
自己資本比率◎:61.4%、赤字の年も59.0%
🔰自己資本比率とは?【ここをタップ👆】
自己資本比率=自己資本÷総資産×100
企業の「財務健全性」を示す指標。
自己資本比率が高いほど借金が少なく倒産リスクが低いため、不況時でも配当を維持しやすい安定性があります。大規模な事業投資により一時的に借金が多くなることがあるため、傾向も合わせて確認することが重要。
- ◎:60%以上
- ○:30%以上
- △:20%以上
- ×:20%未満

- 自己資本比率 61.4%(2025年12月期)
- 2017年3月期は68.3%、2024年12月期は65.3%
自己資本比率は、ほとんどの年で60%以上です。
格付けも高く、R&IではAA、JCRではAA+です(会社IRページ・2025年3月26日現在)。
配当金×:2020年に減配、10年で約5.6倍
🔰配当金とは?【ここをタップ👆】
配当金は、配当株投資における最終目標。
長期で安定的に成長している企業を厳選。原則、過去に減配や無配転落をしていない企業を選びます。ただし、世界的な経済ショック(コロナショックなど)により、単年のみ減配している企業は、よく分析して判断します。
- ◎:安定的、連続的な増配傾向
- ○:断続的に長期で増配傾向
- ×:減配または無配の実績がある

- 配当金 100円(2025年12月期)
- 2020年12月期に減配し、2021年から連続増配5期
- 10年前(2016年3月期)の18円から、約5.6倍に成長
2014年3月期から2018年3月期までは、18円で据え置いていました。
今期(2026年12月期)は、8月に配当予想を108円から112円に引き上げました。
- 🔍10年平均増配率(CAGR)の計算
- ▼CAGRの計算式
18.71%=(100円÷18円)(1÷10年)−1
起点は10期前の2016年3月期です。決算期の変更による9か月の期も、1期と数えています。
増配率ランキングでは、鉱業の2位です。
増配率の計算とポートフォリオの運用は、増配率(CAGR)の計算と活用法で解説。
2020年に減配した理由
2020年12月期は新型コロナで原油価格が急落し、赤字になりました。配当は前期の30円から24円に減配しています。

その後、2021年には増配。2022〜2024年の中期経営計画では下限30円を設け、2025年度から累進配当に切り替えています。

減配は1年だけで、すぐに増配しています。
累進配当も示しているので、これからのINPEXに注目しています。
配当性向○:30.2%、長期で減少傾向
🔰配当性向とは?【ここをタップ👆】
配当性向=配当金の支払い総額÷純利益×100
配当金の継続可能性を示す指標。
減配することなく継続が可能か、増配する余力が残っているかを判断します。配当性向100%で利益の全てを配当金にあてている状態、100%を超えると、利益を超える分を借入金または内部留保から支払っている状態です。
- ◎:30%以下
- ○:30%超〜50%以下
- ×:50%超

- 配当性向 30.2%(2025年12月期)
- 2017年3月期は56.9%、2018年3月期は65.1%
- 2020年12月期は赤字のため、算出なし
INPEXは配当性向ではなく、総還元性向を目標にしています。2025年12月期の総還元性向は55.4%です。
配当方針◎:2027年度まで90円起点の累進配当
🔰配当方針とは?【ここをタップ👆】
企業と株主の約束であり、企業の還元姿勢を確認します。IR資料をチェックし、意味のある配当方針を掲げていることが重要です。配当金の維持や成長に関連した方針を評価し、「安定的な配当を継続する」といったお気持ち表明の方針は評価しません。
- ◎:累進配当制度やDOE制度など
- ○:配当性向を目標にしている
- ×:数値目標を伴う方針がない

- 2025〜2027年度は、1株年90円を起点に累進配当
- 自社株買いも機動的に行い、総還元性向50%以上を目指す
- 2028年度以降の配当方針は、まだ公表されていない
累進配当は、前期の配当に対して維持または増配する方針です。INPEXの累進配当は、中期経営計画の期間に限った宣言です。
▼配当方針の変更
| 項目 | 前の中計 (2022〜2024年) | 今の中計 (2025〜2027年) |
|---|---|---|
| 配当 | 下限30円 | 90円を起点に累進配当 |
| 総還元性向 | 40%以上 | 50%以上 |
結論、INPEXは優良企業
企業分析を確認(タップでひらく)
| 項目 | 評価 | 内容 |
|---|---|---|
| 業種 | 景気敏感 | 鉱業 (石油・天然ガスの開発・生産) |
| 売上高 | 長期で増収 | 2兆113億円 10年平均7.3%で成長 |
| EPS | 増加傾向 | 330.82円 2020年は赤字 |
| ROE | 8.23% | 2035年に10%以上が目標 |
| PBR | 0.85倍 | 過去5年は0.42〜1.20倍 |
| 自己資本比率 | 61.4% | 長期で財務健全 |
| 配当金 | 2020年に減配 | 10年で約5.6倍に成長 2021年から連続増配 |
| 配当性向 | 30.2% | 減少傾向 |
| 配当方針 | 累進配当 | 2027年度まで90円起点の累進配当 |
2026年10月13日時点
企業分析の結論として、INPEXは「優良企業」です。
配当金は10年で約5.6倍に増加。2025〜2027年度は90円を起点とする累進配当を掲げています。
今期の当期利益は、過去最高の5,100億円を見込んでおり、継続した増配が期待されます。
投資する上での注意点
INPEXに投資する上で、注意すべき点は下記があります。
- 資源価格と為替で業績が動く:2020年12月期は当期損失となり、配当を30円から24円に減らした
- 累進配当は2027年度まで:中期経営計画の期間に限った宣言で、2028年度以降の方針は未公表
- 中東情勢の影響:アブダビ事業の今期の販売見通しは、5月時点から約3割減った
- 優良企業を見つける企業分析は、【銘柄スカウター】で効率的になります。銘柄スカウターの使い方は、下記の記事で解説しています。
【オススメ】使うだけで100万得する!マネックス証券の銘柄スカウター使い方10選
INPEXの買い時分析

高値掴みを避けるため、過去の配当利回りからINPEXの買い時を見極めます。私の行っている2つの分析を解説します。
⏳買い時の分析
10年間の配当利回りをPythonで分析し、「買い時で購入できる日は過去に何日あったか?」を統計的に評価します。
📉暴落時の分析
暴落時における株価の最安値から、市場がパニックに陥っているときの「最大配当利回り」を確認します。
- 銘柄スカウターを使った買い時分析・暴落時分析のやり方は、こちらで詳しく解説しています。
配当利回り3.5%が買い時
過去10年間の配当利回りから、毎日の最大利回りをカウントしてヒストグラムを作成しました。
ヒストグラムの日数割合から、私は下記のタイミングを判断しています。
🟥上位20%以内は「機会損失」❌
🟩30〜40%は「買い時」⭕️
🟦50%以上は「高値掴み」❌
⚠️20〜30%と40〜50%は、分布の偏りを見て判断する中間帯
INPEXにおける配当利回りの推移とヒストグラムは次になりました。
配当利回りの推移と日数ヒストグラム
▼ 買い時の基準利回りを調整できます
🔴 機会損失(〜20%)
🟢 買い時(30〜40%)
🔵 高値掴み(50%〜)
🟡 基準以上の期間
分析日数:10年間--日
- 配当利回り 4.1% ×
- 購入できた日数:453日
10年間(2,347日)で上位19%の日数
→19%しかないタイミングを待つのは機会損失 - 配当利回り 3.5% ○
- 購入できた日数:717日
10年間(2,347日)で、上位31%の日数
→買い時と判断 - 配当利回り 3.0% ×
- 購入できた日数:1,258日
10年間(2,347日)で、上位54%の日数
→50%以上もあるタイミングは高値掴み
暴落時は配当利回り6.04%まで上昇

暴落時につけた株価の最安値から、最大利回りを計算します。暴落の基準として、サーキットブレーカーが発動したときの最大利回りを確認します。
- 新型コロナウイルスによるショック
- 最大利回り:6.04%(2020年3月)
- 日銀の金融政策変更によるショック
- 最大利回り:4.35%(2024年8月)
- 米国のトランプ関税によるショック
- 最大利回り:5.21%(2025年4月)
買い時の株価は3,200円
分析した配当利回りから、INPEXにおける購入タイミングの株価を計算します。今期(2026年12月期)の予想配当金1株あたり112円を使用します。
- 買い時 3.5%
- 配当112円、利回り3.5% → 株価3,200円
- 暴落時の最大利回り 6.04%
- 配当112円、利回り6.04% → 株価1,854円
過去の暴落を参考にすると、最大1,854円まで下がる可能性があります。それを意識しつつ、買い時の株価3,200円まで下落したときに購入を検討します。
鉱業の競合比較

INPEXの競合として、石油資源開発およびK&Oエナジーグループを比較します。
配当株投資における鉱業の特徴
鉱業は、地下の資源を開発・生産して販売する業種です。INPEX・石油資源開発・K&Oエナジーグループは、いずれも天然ガスを生産しています。
- 👍強み
- 原油や天然ガスの価格が上がると、販売価格が上がり、利益が大きく伸びる業種です。
- ⚠️弱み
- 業績は、原油・天然ガスの価格と為替で大きく動きます。産出国の紛争や政治情勢で、生産や出荷が止まるリスクもあります。
INPEXとK&Oエナジーグループは、2027年度までの累進配当を掲げています。
鉱業の足切り条件
マネックス証券の銘柄スカウターを使用し、鉱業の財務データを確認しました。

私が設けている足切り条件により、鉱業では5社中3社にまで絞り込まれました。INPEXはその中の1社です。
▼足切り条件でのINPEXの評価
| 項目 | 合格基準 | INPEX |
|---|---|---|
| 収益性 | ROE 8%以上 | 8.23% |
| 財務健全性 | 自己資本比率 20%以上 | 61.4% |
| 配当金の持続性 | 配当性向 50%以下 | 30.2% |
| 最低限のリターン | 予想配当利回り 2%以上 | 3.00% |
| 成長性 | 売上高成長率(10年平均) 0%以上 | 7.3% |
(2026年10月13日時点)
INPEXは、5項目すべてで基準を満たしています。
鉱業の5社のうち、住石ホールディングスと日鉄鉱業は足切りを通りませんでした。
この記事では、足切りを通った3社を比較します。
INPEX・石油資源開発・K&Oエナジーグループを比較
競合比較を確認(タップでひらく)
| 項目 | INPEX | 石油資源開発 | K&Oエナジーグループ |
|---|---|---|---|
| 概要 | 1605 プライム | 1662 プライム | 1663 プライム |
| 売上高 | 長期で増収 | 長期で増収 | 長期で増収 |
| EPS | 増加傾向 | 増加傾向 | 増加傾向 |
| ROE | 8.23% | 9.25% | 8.31% |
| PBR | 0.85倍 | 0.74倍 | 0.90倍 |
| 自己資本比率 | 61.4% | 72.8% | 82.4% |
| 配当金 | 連続増配5期・減配あり | 減配あり | 連続増配4期・減配なし |
| 配当性向 | 30.2% | 31.1% | 17.2% |
| 配当方針 | 累進配当(〜2027年度) | 配当性向30%目安 | 累進配当・DOE3.0%目安 |
2026年10月13日時点
その中で配当株投資の観点から3社を比較すると、それぞれの特徴が鮮明に見えてきます。
- INPEX:累進配当と高い増配率を重視する人向け
- INPEXは2025〜2027年度、90円を起点とする累進配当を掲げています。10年増配率は18.71%です。
一方、2020年には赤字と減配があり、業績は原油・天然ガスの価格と為替で大きく動きます。2028年度以降の配当方針を、決算ごとに確かめられる人に向いています。 - 石油資源開発:業績に連動した配当を受け入れられる人向け
- 石油資源開発は、連結配当性向30%を目安に、業績に応じて配当を決めます。業績が一時的に悪化しても、年40円の維持に努める方針です。
10年増配率は20.58%と3社の中で最も高い一方、2024年3月期と2025年3月期は減配しました。今期(2027年3月期)の配当予想は45円です。 - K&Oエナジーグループ:減配のない配当の実績を重視する人向け
- K&Oエナジーグループは、千葉県で天然ガスとヨウ素を生産しています。中期経営計画(2027年度まで)で掲げる累進配当を維持し、2027年度にDOE3.0%を目安とする方針です。
2014年12月期以降に減配はなく、4期連続で増配しています。10年増配率は6.79%です。今期(2026年12月期)は44円の配当を予想しています(2026年7月の1:2の株式分割後の基準)。
私の鉱業銘柄に対するスタンス
私はINPEXを保有していません。
鉱業銘柄に対する私のスタンスは、次のとおりです。
- 景気敏感で、ライバル企業が少ない業種
- ライバル企業も、投資先として優秀
- ポートフォリオのバランスを考え、多く保有しすぎない
今は余剰資金があまりありません。
買い時の水準まで来たら、購入を検討したいです。

ポートフォリオのバランスの範囲で、ライバル企業と分散して持つのも選択肢です。
よくある質問

Q1.配当金はいつ振り込まれる?(権利確定日はいつ?)
A. 「権利確定日は6月末・12月末」となっており、「9月上旬・3月下旬に入金」となります。
配当金を受け取るには、権利確定日の2営業日前に株を保有する必要があります。
Q2.INPEXの買い時の株価はいくらですか?
A. 過去10年の配当利回りの統計から「配当利回り3.5%以上、株価3,200円以下」がひとつの目安です。
配当予想が変われば目安も動きます。株価は日々変動するため、閲覧時点の最新株価・配当予想と比較してください。
Q3.INPEXに株主優待はありますか?
A. あります。毎年12月31日時点で、400株以上を1年以上続けて保有している株主が対象です。
QUOカードがもらえ、400〜799株は1,000〜3,000円分、800株以上は2,000〜8,000円分です。保有年数が長いほど金額が増えます。
条件を満たして8年間保有すると、記念品も贈られる予定です(初回は2027年12月31日の判定)。最新の条件は、INPEXの株主優待ページで確認してください。
Q4.INPEXは何株から買えますか?
A. 通常は100株単位ですが、単元未満株(S株など)なら1株から購入できます。
まとまった資金がなくても、少額から積み上げていけます。
Q5.INPEXはNISAで買えますか?
A. NISAの成長投資枠で購入できます。
売却益は非課税です。配当金も非課税で受け取ることができますが、受取方法を「株式数比例配分方式」に設定する必要があります。
Q6.INPEXの増配は今後も続きますか?
A. 2025〜2027年度は、1株年90円を起点とする累進配当を行う方針です。
2021年12月期から、5期連続で増配しています。一方、2020年12月期には減配しています。
Q7.INPEXの累進配当はいつまでですか?
A. 2025〜2027年度の中期経営計画の期間です。
累進配当は、前期の配当に対して維持または増配する方針です。2028年度以降の配当方針は、まだ公表されていません。
Q8.INPEXと石油資源開発、どちらがいいですか?
A. 2027年度までの累進配当を重視するならINPEX、業績に連動した配当を受け入れられるなら石油資源開発が候補です。
INPEXは2027年度まで、90円を起点とする累進配当を掲げています。石油資源開発は連結配当性向30%を目安とし、年40円の維持に努める方針です。
INPEXの投資判断まとめ

今回の分析をまとめます。
【📝投資判断】
INPEXは「優良企業」です。
2025〜2027年度は90円を起点とする累進配当を掲げ、配当は10年で約5.6倍に増えました。一方、業績は資源価格と為替で動き、2020年には赤字と減配がありました。
【⏳買い時】
配当利回り3.5%以上(株価3,200円以下)が目安です。
過去10年で上位31%の日数にあたる水準です。2020年3月の暴落時は、利回りが6.04%まで上がりました。買い時の株価は、配当予想が変わると動きます。
【👍魅力的なポイント】
- 2027年度まで、90円を起点に累進配当を行う方針
- 配当は10年で約5.6倍、10年増配率は18.71%
- イクシスLNGが利益の柱で、今期は過去最高益の見込み
【⚠️注意すべきポイント】
- 資源価格と為替で業績が動き、2020年には赤字と減配
- 累進配当は2027年度までの宣言で、その後の方針は未公表
- 中東情勢で、アブダビ事業の今期の販売見通しが約3割減
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- ⚠️当サイトは、情報提供が目的であり特定銘柄を推奨しておりません。投資判断は、自己責任でお願いします。
この記事で参考にした資料
INPEX
- 有価証券報告書
- 2026年12月期 第2四半期 決算説明会資料|2026年8月
- INPEX Vision 2035(2025-2027 中期経営計画を含む)|2025年2月
- 2020年12月期 業績予想及び配当予想の修正等に関するお知らせ|2020年5月
- 減損損失の計上及び通期連結業績予想の修正等に関するお知らせ|2020年8月
- 株主還元・配当情報
- 株主優待
- 統合報告書
石油資源開発
K&Oエナジーグループ
- マネックス証券 銘柄スカウター

